夜寝る前に、息子がため息と共に語ってくれた。
「学校行くのって疲れるなぁ」
ここ最近息子は、あるグループが特定の男子数人をターゲットに、揶揄い半分、身体のある部分を触ってくるという嫌がらせ行為を担任の先生に伝えた為、そのグループからの風当たりが強くなっているようだ。
それ自体は仲間と一緒に対抗しているようで、其れ程心配していないのだけれど、息子が疲れる一番の原因は、オトナへの不信感のように感じていて、少し悩ましい。
まず担任の先生は、その問題をうやむやにしたいのか、息子の訴えにも「今は授業中だから」
とか、
「あとで」
「忙しい」
と適当な感じで取り合ってもらえないと息子は感じているようだ(息子には、まだ介入して欲しくないと言われているので、私も直接先生に聴けた訳ではない。先生を責めたい訳でもない)
埒があかないと感じた息子は、校長先生にも直談判に行ったのだけれど、やはり納得のいく解答や動きは無いようで、不信感を募らせている。
オトナなんて信用できない
どうせ大人なんて
と言う言葉が息子や、その友達から飛び出す度に、悲しい気持ちになる。
先生も人間だからね
となだめつつも、ちゃんと尊敬できるオトナに出逢わせてやりたいなぁと思う。
子ども達が遊んでる様子を見てると、本当に驚くほど、しっかりと世界を見てることに気付く。
アメリカ大統領選の時には、もしかしたらオトナより熱く真摯に、これからの世界の為にはどちらの候補がいいのか、柔軟な視点で議論していた。
新しい時代の空気をハッキリ読んでるなと感心することがホントに多い。
ハッキリ言うと、まだまだ寝ぼけ眼の私たち大人より、子ども達の方が魂の成熟度は断然上なんだと思う。
そんな子ども相手にしなければならない先生達は本当に大変だし、難しい役を買って出てくれた感謝はあるけれど、いよいよ既存の枠組みや意識では、新しい子ども達を健全に育むことが難しくなっているのを痛感しているこのところ^^;
オトナの役割について、見直さなくちゃなぁ