【注意】あまりにも痛々しい画像はここには貼り付けていませんが、それでも内容的に心が痛む内容となっています。

 

今精神的に弱っている方や、繊細な方などは読まない方がよいかもしれません。

 

 

オランダ:コロナ感染でミンク1万匹が殺処分予定:豚と牛も殺処分に?

Dutch farmers will kill 10,000 mink for fear of coronavirus. Are pigs and cattle next?
6月6日【RT】https://www.rt.com/news/491071-netherlands-cull-mink-animals/ より翻訳

 

 

 



オランダでのコロナウイルスによる死亡は急減しています。しかしそれにもかかわらず、オランダ政府は捕獲されたミンク1万匹と一斉の殺処分を命令しました。これはアメリカ式の大量殺処分が行われる可能性を示す、最初の前兆です。

 

(画像:出典リンク

 

毛皮のために飼育されているミンクは、短い生涯を通じていくつかの恐ろしい環境にさらされています。しかしコロナウイルスのパンデミックにより、ミンクなどの生き物に対してさらなる脅威が生み出されました。

 

4月にオランダの農場のミンクの飼育者がミンクに新型コロナウイルスを感染させ、さらにその後、農場の労働者の少なくとも2人がミンクからコロナに感染しています。これを受け、オランダ政府は水曜日にミンク1万匹の殺処分を命じました

 

防護服を身に着けた農場の従業員がガスでミンクをまとめて殺処分し、処理場で死体が処分され、農園が殺菌されることになっています。

 

動物保護の活動家たちは、この殺処分はオランダでの毛皮農場が永久に終わる兆候になるべきだと考えています。オランダは世界でもミンクの毛皮のための飼育が認められているわずか24か国の一つです。

 

しかし新型コロナウイルスによって脅威に晒されているのは毛皮産業の動物だけではありません。

 

米国では、食肉加工工場で感染症が発見されたために一部の加工施設が閉鎖され、結果として農家は動物の群れを殺処分せざるを得なくなりました。ロックダウンが原因で、数千万頭の豚や牛、鶏がすでに殺処分されており、さらに今後も殺処分されることになる可能性があります。

 

さらに、米国では先週、犬でコロナウイルスの最初の症例が確認されています。

 

新型コロナウイルスは米国ではトラやライオン、猫からも発見されており、中国での動物から人への感染が初期に報告されたこともあり、ペットの安楽死への恐れが高まったため、武漢市では2月に数百匹のペットの猫と犬が捨てられています

 

ここ数か月でオランダでは、従業員のコロナウイルス感染が原因で、少なくとも3つの食肉加工工場が閉鎖されました。動物たちはまだ殺処分されていませんが、大量殺処分はオランダの農家にとって目新しいものではありません。 EUによるリン酸塩に関する規制の結果、同国内では2016年以降、10万頭を超える牛が処分されています。

 

その日が来ないことを祈るばかりです。
オランダでのコロナウイルスによる一日当たりの死者は、ピークだった2か月前の234人から、昨日では15人にまで急減しています。4月上旬の1,335件から、昨日報告された計210件のまで、報告数は減少しています。

 

 

 

(翻訳終了)

 

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【アメリカでの食肉産業に関連する記事】

 

アメリカ:食料供給のチェーンの停滞が原因で数百万匹の動物が殺処分
Millions of farm animals culled as US food supply chain chokes up
https://www.theguardian.com/environment/2020/apr/29/millions-of-farm-animals-culled-as-us-food-supply-chain-chokes-up-coronavirus

 

 

コロナのパンデミックで食肉産業に影響が:子豚は中絶され、鶏はガスで大量殺処分

Piglets aborted, chickens gassed as pandemic slams meat sector
https://www.reuters.com/article/us-health-coronavirus-livestock-insight-idUSKCN2292YS

 

 

(画像:出典リンク)

 

 

 

【コメント】

 

過去に動物愛護家の方などによる、毛皮産業・畜産業界内部で行われていることを明らかにする画像や動画を何度か見たことがあります。食肉や酪農も一部では酷い習慣が存在しているようですが、毛皮産業や、中国での犬・猫のマーケットに至っては・・・もう言葉もありません。

 

しかも、新型コロナウイルスの「脅威」については世界中から反論が出ているにもかかわらず、それを理由に動物を大量に殺処分するというニュースはもう個人的にはとても受け入れがたいことです。

 

 

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★日本でもコロナ感染で放牧が禁止される?

 

そして新型コロナウイルスの流行に関係し、日本でも「影響」が出てきているようです。

 

 

6月12日【msnニュース、日本語】

豚に3密を強いる農水省「放牧禁止」政策の是非 突然の方針発表に畜産農家の反対活動が拡大

 

 

【Change Org】

農林水産省は感染症予防対策としての家畜放牧禁止を見直して下さい

 

 

 

【コメント】

 

人間は「ロックダウン」で自宅監禁されることになりましたが、動物も「ロックダウン」ということでしょうか?しかし日光も当たらない建物内に閉じ込められた動物は弱く、多くの感染症になりやすいから大量の抗生物質が投与されていると聞いています。

 

放牧を禁止することで、本当に感染が抑えられるとはとても考えられません。

 

 

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世界中で起きているイナゴの大繁殖や相変わらずの異常気象、その上新型コロナウイルス対策のロックダウンなどが原因で、今後、世界的な食料不足になる可能性があると警告されています。うちを含め、私の周りでも、食べ物の栽培を始めた人も多くいます。

 

 

★ベジタリアン(菜食主義)のブームと関連ビジネス

 

また欧米ではベジタリアンやビーガン(完全菜食)がブームになっており、こちらでベジタリアンの人はかなりの数存在しています。

 

人がベジタリアンやビーガンに転向する理由は、宗教的、政治的、動物の権利保護、環境保全、精神的、あるいは健康上の理由など様々ですし、食べる物の範囲も魚はいい、乳製品や卵はいいなど様々ですが、とりあえず「地上の動物の肉は食べない」というところが共通しているようです。

 

健康上の理由のために、栄養バランスを真剣に考えた上での菜食であれば健康上の問題もないのかもしれませんが、にわかにベジタリアンになって体調を崩す人が多いことも現実です。とりあえず、肉は食べないというだけで栄養のバランスを考えていない場合には、極度の貧血など様々な問題を起こしかねません。

 

純粋に植物ベースだけでたんぱく質を十分に摂取しようとする場合には、大量の豆類などを食べる必要があります。ビーガンでボディビルダーなどの人たちは、見るだけでおなかがいっぱいになりそうな豆類を毎日食べ、さらにどうしても菜食では摂取ができない必須アミノ酸などをサプリなどで摂取しているようです。

 

そのため、イギリスのスーパーには、簡単にたんぱく質を摂取するためのベジタリアン向け加工食品が無数に並んでいます。普通の食べ物(チーズや豆など)をベースにしたものもあれば、日本でいう畑のお肉のような大豆ベースで肉風の食感に近づけた加工食品も色々とあります。

 

イギリスではさらに「Quorn 」という、真菌の一種を用いて作られる「マイクロ・プロテイン」を原料とした偽肉ブランドが人気でどのスーパーに並ぶようになりましたが、この商品も健康上の悪影響を与える可能性があるとも言われています。

 

 

しかしそこからさらに一歩進んで、「研究所で培養された人工的な肉」なるものが作られていると、数年前から報道がされていました。

 

 

 

★ビルゲイツの人工肉ビジネス

 

かの有名なビル・ゲイツが、自らが積極的に出資をしている「人工肉」について、自らの考えをまとめています。


未来の食べ物:人工肉
Future of Food
2013年3月【GatesNotes】
https://www.gatesnotes.com/About-Bill-Gates/Future-of-Food

 

 

 

 

 

 

植物由来のたんぱく質を科学する

The Science Behind Plant-Based Proteins

https://youtu.be/jjlVq5GiHbo

 

 

 


ビルゲイツによる実験室培養の人工肉ビジネス
"Bill Gates worked to end livestock production, and is pushing lab grown meat."

 

 

 

 

 

(画像:メンフィス・ミート社の人工肉:出典リンク)

 

 

 

 

・ゲイツは、研究室で生きた細胞から肉を「育てる」Memphis Meatsなど、食肉の代用製品を製造する複数の企業に対し、何度かに渡って投資してきました。

 

・ゲイツのこの動向から、ゲイツが家畜産業を終焉させることを目的にしているという噂が出回っていますが、特に示す証拠は見つけることはできませんでした。またビル&メリンダ・ゲイツ財団は、この件に対する質問に回答を提示はしていません。

 

 

研究所で作られた偽物の人工肉

 

・過去数年のニュース報道によると、ゲイツは、Nature’s FyndやHampton Creek、Memphis Meats、Beyond Meat、Impossible Foodsなど、肉に代わる人工または植物ベースの代替品の開発に焦点を当てたスタートアップ企業に対し投資してきたということです。

 

・Impossible Food社のヘムは「大豆植物の根からDNAを抽出し、それを遺伝子組み換え酵母に挿入して、その酵母を発酵させることによって作られている」とワシントンポストが伝えています。

 

・他の企業はさらに研究所に頼った製品を作っています。 Memphis Meats社は、「動物から高品質の細胞を取り出し」、「細胞を肉へと育てる」プロセスを含め、4週間から6週間でバイオテクノロジーを使用して肉を「育てる」とウェブサイトで説明しています。
 

 

(抄訳終了)

 

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【コメント】

 

畜産業が大ダメージを受けている中、ビルゲイツの「人工肉ビジネス」を考えると、いろいろな憶測をしてしまいますね(;^_^A

 

私は自分の頭で容易に理解できない「食べ物」は極力避けていますので、こちらの方も遠慮させていただきます。

 

 

【追記】

 

日本の放牧禁止については、農水省が撤回したようです!

こちらの記事に情報が素晴らしくまとめられていました。

 

Good news! 農水省が放牧中止を撤回

https://ameblo.jp/don1110/entry-12603946749.html