さて、いよいよ北野をどりの会場となる歌舞練場へ。
15:00開場 16:00開演
にもかかわらず、15時前から歌舞練場前にお客さんがズラッと並んでおりました!
京都には五花街(ごかがい)という5つの花街があって
各街で春と秋に舞踊の公演を行っています。
それぞれの公演には公演名がついており
上七軒では春の公演が「北野をどり」
秋の公演が「寿会」
こういった踊りはお得意さんだけが行くものだろうと思っていましたが
なんと北野をどりは、ネットで予約できるのだそう!
ただし、受付が異なります⬇︎
そうでない方、招待券などをお持ちの方は普通に正面入口から入っても大丈夫です。
よくわからずに正面入口へ猪突猛進したら
きちんと髪をセットしてはんなりとした色無地を着こなしたお姉さんに、ひんやりとあしらわれました
チケットに同封されている案内状はよく読みましょう…(赤い窓のことがちゃんと書いてあったし…)
入場すると2階へ案内され、大きめの広間で舞妓さんが立ててくれる薄茶を頂きます。
舞妓さんの所作の美しい事…
手元の御菓子を食べるのも忘れて見惚れました。
もちろん撮影は禁止です。
御菓子は鶴屋吉信の薯蕷饅頭に薄茶。
至福でした…
御菓子を載せていた器
これは各街毎に頂けるのかな。
他の街はどんな柄か。
来年はどんな色か。
もっと見てみたくなりますねぇ
お茶の後は入口とは別の階段で1階へ。
(建物の構造が複雑!?絶対迷子になる)
プログラムや舞妓さんのサイン入り手拭いなどがお土産として販売されていたので、記念にプログラムを購入。
中庭には小さな売店と少しの椅子テーブルがあり、公演まで各々自由に過ごします。
お手洗いに行ってから指定席へ着席。
二部構成+フィナーレで、演目は舞踊劇を入れて全部で9曲。
想像よりもこじんまりとしたホールで
芸舞妓さん達をとても近くで感じることができるが嬉しい!
またこのフィナーレが楽しくて!
踊りを見るうちに芸舞妓さんのお顔と雰囲気を覚え始め
フィナーレの頃には1人のお姉さんばかり目で追ってました
あぁ、すてき…
来年も観に行きたい…梅嘉さん…
後々気付いた事ですが
この北野をどり、1日2回公演をしていました。
13:30 と 16:00
さらに夜はお座敷へ出る訳です。
これを丸々2週間連日で。
なんというハードスケジュール!
その大変な努力を真正面から受けて
初心者の私でも心から楽しめる公演でした
桜も満開でしたし
京の踊りを見るためのお出かけ
おすすめですよ
余談ですが
会場にはお得意さんとご一緒の舞妓さんや芸妓さんもいらっしゃいました。
彼女達の着物はやはり京風で、とっても素敵
色味や柄で春らしさをきちんと表していて
The☆江戸風味 な着物で行った私は、会場で少しだけ気恥ずかしくなりました。
郷に入っては郷に従え。