オーガニック学校給食にも取り組んでいる有機農業の里熊本県南阿蘇村に行きました。

村長の吉良清一さんはユニークな方で開口一番「私は山田さんと一緒で3回負けて4回目に当選したのです」と。

なんでも選挙では無農薬、無化学肥料の栽培を訴えたそうで、村の入口の看板からそうなっています。




面白いのは南阿蘇村は10年前に「消滅可能性自治体」だったのが、今年の発表では 「自立持続可能性自治体」に2階級特進したのです。




どうしてそうできたのですかと聞くと、

私は他の市町村のように商工業の施設を誘致するのではなく村の基幹産業である農業に力を入れたのです。
①若い移住者を受け入れるために各集落ごとに1戸ずつ、毎年20戸の建物に200万円の助成金を出して10年後には移住者に売り渡せるようにしたのです。
②移住者に質の悪い痩せた農地を貸すのではなく、村の公社で耕作放棄農地をまとめていい農地から無農薬、無化学肥料の農地として貸し与え、国の新規就農者への支援制度を利用して5年ほどは年に150万円ほどの助成を実現したのです。

③ 各集落の区長さんと一緒に移住者の手引きを作りました。



④ 地域おこし協力隊を2年に一回男女3名ずついれましたが、彼等が活躍してなん組も夫婦になって住み着いてくれたのも助かりました
と。

なるほどと思いました。

今若い人の6割は地方で農林水産業に携わりたいのです。良かったらシェア拡散して下さい。