ツアー6


今年は4月29日(水)出発~5月5日(火)帰国の、上海復旦大学武術協会 花妙林老師と2011年に上海市非物質文化遺産に認定された上海発祥の太極拳、龍身蛇形太極拳 瞿栄良老師から学ぶ 6泊7日の研修ツアーを行ないます。

上海から始まり 上海から始まる

上海小吃

上海 復旦大学武術協会 花妙林 老師

龍身蛇形太極拳 瞿栄良 老師

龍身蛇形太極拳

上海市内・市外観光

武術用品店 武縁堂本店にて

魯迅公園は改修中

3人で記念写真

(真ん中が瞿栄良老師 右が花妙林老師 左は私)

※木蘭拳も当初予定に入れていましたが、参加者の有無において現時点では まだ実質的な要望の意見を受けなかったために先生の手配への実際の関係で、武術と龍身蛇形太極拳に集中しました。

もし今後、参加希望者があり、ご要望の参加数によっては手配を行えます。

そのご案内を土曜日から皆さんにお知らせしております。

今回の上海研修ツアーでまるまる1週間全部を使うような、全体での研修と観光ツアーは最期となります(今後は1週間使う場合は、テーマを太極拳のみや、伝統拳のみ、というように絞って少人数で行います、あるいは競技大会ツアーは開催日程に合わせて行っていきます)

以前に2007年、2009年の5月、9月の3回行った
日本との歴史的な意味合いの深い 伝統気功 華侘五禽戯 学習ツアー 

2011年 5月に行った上海体育学院 武術学院研修ツアー

2012年 7月は中国武術の国際大会での世界的な伝統武術ルールの改正があって、上海国際武術博覧会

そして
 2013年 香港国際武術大会  には大会組織委員会 名誉主任を担当し 武術隊メンバーを引率し出場しました。

世界は今、日本も含めて大きな変革期に来ています・・・

大きく動き始めた 21世紀型の中国武術界の国際的な潮流の変化に合わせて、我々の武術活動でも、今後の流れに自然的に足並みを合わせられるように変革に合わせたスタイルを多少は無理があってでも、日本国内でも初期対応のモデルになろうと、いう想いから行ってきました。

この今までの中国武術協会との直接な連携活動を経て、

ようやく今回から以降では、既に上海に慣れた皆さんは個人個人で上海武術協会 復旦大学で武術研修でも中国語の勉強でもできるようになると思うので、

次回からは普通世間一的なお勤めの皆さんが参加しやすいように4泊5日ぐらいで連休祝日内に収まるように短めの太極拳や健身項目の学習ツアー展開になると思います。

(中国への武術研修ツアーを企画すると飛行機代とホテル代が配分の中で比較的高く、どちらかといえば折角来たのだから、という想いで、できるだけ学習、訓練、身体の回復と気分転換とを含めた時間調整をしていく観光と内容の濃いものを企画しましたが、今後は毎年の連休の長短に合わせて考えるようにしていきます)



2014年 上海武術研修ツアー スケジュール日程

第1日

4月29日(水) 成田午後発  夕方:上海 海浦東国際空港着     夜:自由活動

第2日

4月30日(木) 午前~午後 龍身蛇形太極拳学習 (昼食 太極拳館)  夜:五角場 宴会             
第3日

5月 1日(金) 午前:復旦大学 体育館練習  午後:武術技能 測定  夜:足ツボマッサージ

第4日

5月 2日(土) 午前:復旦大学 体育館練習  午後:武術理論研修   夜:打ち上げ 宴会  

第5日

5月 3日(日) 武縁堂にて武術用品買い物  豫園にて昼食  上海博物館見学 上海書城にて武術書籍、DVD資料など購入  南京東路 外灘  夕食は各自 

第6日

5月 4日(月) 蘇州へ日帰り観光  観光から戻り次第自由         夕食は各自

第7日

5月 5日(火)朝食7:30~ 自由活動(※早朝太極拳見学や買い物など)    午後 帰国


※ツアー日程の解説です。

現在、出発と帰国便の手配の準備を行っていますが、中国の航空会社では事前予約をする時にデポジットがかかることもあり、予約にまだお金のかからない全日空か日本航空の便で準備しています。

一度3月の中旬ほどで主流の参加申し込みの皆さんの連絡が集まった時点で、団体割引きなどが利くようでしたら一度締め切りを行って、後の追加は個人申し込みの金額設定になると思いますので、参加希望の方はその事前にはお知らせ下さい。


第1日

上海体育学院武術ツアー

復旦大学 ゲストハウス


4月29日(水) 成田午後発  夕方:上海 海浦東国際空港着     夜:自由活動

1日めは予定では、夕方頃に上海に着くので、到着後は各自で空港内の銀行などで両替後、復旦大学の宿舎へ向かいます。

夕食は宿舎付近のレストランなどで、地元上海料理などを楽しみたいと思います。


第2日

龍身蛇形太極拳館内2

武術文化交流室5


4月30日(木) 午前~午後 龍身蛇形太極拳学習 (昼食 太極拳館)  夜:五角場 宴会             
第2日めは、毎回朝食は大学の食堂で取ります。

とりあえずは、のんびりと朝を過ごし、日頃の疲れを取り、リフレッシュが目的になります。

前回の上海体育学院武術学院では、学習項目で分かれこともあったので、今回は上海発祥の太極拳「龍身蛇形太極拳」を瞿栄良先生の太極拳館で、全員で学習します。

龍身蛇形太極拳は身法:身体操作方法を高めるのに良いので、普及太極拳の後の全身活性化やこれからの上海国際武術博覧会の競技項目にもなるので、横浜武術院ではいずれは健身気功八段錦、健身気功五禽戯、伝統気功 華侘五禽戯 八段錦、

一般普及型の楊式の24式太極拳他など、

の次に、この龍身蛇形太極拳を上級者向けに行っていきたいと思います。

夜は先生方と一緒に初練習後で杯を交わして、日中民間での素朴で正直な親睦交流会を行いたいと思います。


第3日

復旦大学 体育館

復旦大学 体育館 武術コート


5月 1日(金) 午前:復旦大学 体育館練習  午後:武術技能 測定  夜:足ツボマッサージ

第3日めから、ちょうど上海の空気に慣れて、リフレッシュもできたところで、午前中は武術班の皆さんは私達の普通一般の武術練習の武術基本功から、各自それぞれのペースでの武術練習を花妙林先生やコーチの韋剣くん他などに見て頂き、それぞれの目指したい方向性でのレベルアップを図るための指導を受けていきます。

※本場中国での武術界は日本では、あまり知られていませんが、芸術的観点というものがやはりあって、人口が多く歴史的に徹底した個人主義の確立している点で、

各自の価値観が独立していて、その自身の向いている世界でやっていく、というものがあります。

武術も、音楽や絵画、彫刻などのような芸術的な観点があって、各自各自での定まった方針の基に、精進を重ねていく世界観が完成しています。

(ここが、武道的、格闘技:近代西洋マーシャルアーツ的や、フィットネス的、スポーツ競技的、健康増進的とすべてが別々に分かれて、単純な発想で優劣を決めていこうと考えるような欧米的価値観の入った現代日本社会的視点とは、まったく異なることだと思います)

私は龍身蛇形太極拳の習得の方に担当すると思います。

昼食は学校の食堂で済まし、宿舎で休息をしてから午後は、要望者には「武術技能測定」を行います(普通練習と見学でもOKです)

これは中国的感覚ですが、武術修練者が自身がどのくらいの技能を持っていて、それが自身の目指す方向性で、どの程度のレベルがあり、武術項目、太極拳系項目、健身気功系項目での競技大会に出場したら、どのくらいの成績を取ることができるか、とか、

あるいは健身的活動に意識をおいたり、あるいは指導者を目指すなら、どのように今後は具体的な練習活動への意識感覚とレベルアップへのアドバイスをして頂く、というものです。

夕食を食堂で取った後、希望者は五角場で足ツボマッサージを受けにいきます。

あるいは、まだまだお腹が空いていたり、スィーツが欲しくなったり、何か飲みたくなったら各自で「牛肉ラーメン」や「ワンタン」や「ショーロンポー」「エッグタルト」などあちこちで適当に堪能して各自に帰って宿舎で休みます。


第4日

復旦大学 タワー校舎

復旦大学 体育館 武術コート


5月 2日(土) 午前:復旦大学 体育館練習  午後:武術理論研修   夜:打ち上げ 宴会  

第4日めは、朝食は食堂、学校体育館にて昨日に続いて武術班、龍身蛇形太極拳などアドバイスを受け、学習を行います。

ここで今回は新規学習項目として学びたい方は詠春拳を学べます(※要事前申請)

午後は、武術理論研修、武術技能への指導を受けます。

4日めの夜は先生方と一緒に、より多くの栄養を多く取ろうということで、宿舎付近の焼肉レストラン(予定)で今回の研修を経て、皆さんで楽しく親睦交流会を行います(周りのカラオケ、足ツボマッサージなど 行く可能性もあり)


第5日

武術器械


5月 3日(日) 武縁堂にて武術用品買い物  豫園にて昼食  上海博物館見学 上海書城にて武術書籍、DVD資料など購入  南京東路 外灘  夕食は各自 

5日めは、おそらく昨日の酒が抜けない人も多かろう、という設定で午前は二日酔いでも武術用品の買い物は誰でも酔いが抜けて大丈夫であろう、ということで「武縁堂」本店で武術服や武術器械の買い物をします。

その後、豫園に移動し本場の名店「ショーロンポー」などの小吃をたくさん満喫をします。

豫園庭園

上海豫園5

上海小吃7

そして腹ごなしに少し上海の街を歩いて、上海博物館で中国伝統文化を見学し、近くの上海書城で武術書籍、養生書籍、中国語書籍などなどを見て、日本で入手すると高くなる映像DVDも原価で購入できます。

上海博物館1

上海博物館9

上海博物館6

上海博物館3

そして上海の銀座、メインストリートを歩き、上海名物の外灘を見学し、そこでそれぞれに地下鉄で宿舎に戻るか、足ツボマッサージに行くか、スィーツに行くか、各自で分かれます。

ツアー18


第6日

上海郊外3

上海郊外

上海郊外2

5月 4日(月) 蘇州へ日帰り観光  観光から戻り次第自由         夕食は各自

第6日め、

今回は2011年に日程上で実現できなかった「蘇州」の日帰り観光を行います。

蘇州は上海の隣、江蘇省に位置し、中国の歴史好きなら誰もが知る「呉」の国の都として栄えた「古都」で、マルコポーロをして運河と庭園の美しい「東洋のベニス」と絶賛して謳われた街です。

GW期間の初夏の時候は、とても緑が鮮やかで、きっと伝統中国文化を目:耳:鼻:口:触の五感での感覚で楽しめると思います。

夜には宿舎に戻るので、夕食は近くのレストランで、中国での名残りを楽しむ宴会を行っても普通の食事でもOKです。

第7日

ツアー13

ツアー12

ツアー10

5月 5日(火)朝食7:30~ 自由活動(※早朝太極拳見学や買い物など)    午後 帰国

第7日め、日本への帰国日です。

現在、乗る飛行機の時間帯が未確定なため、時間が早ければ宿舎近くの公園散策か、上海体育学院の早朝太極拳、健身気功の練習参加か、

あるいは時間があれば外灘まで地下鉄で行って、心意六合拳の練習を見るか、太極拳、木蘭拳の練習に飛び入りして、ダッシュで復旦大学宿舎に戻り、

車で空港へ行き、飛行機に乗って日本へと帰国、となります。


今回のツアー企画は、私は普段はあまり言いませんが、内容的にはベストだと思います。

すべての自己投資というものは自身への発展のために、時間とお金と労力はかけるものですが、余裕がある方は是非「行った方が善い」と思っています。

今回は私が一番お世話になり、好きな上海への想いと、日本にも来ていた花妙林老師の好きな日本への想いと共に融合した想いからこのツアー企画を実現できました。

世の中には世間をコントロールしようとするグローバル企業や財界、政治家たちの思惑で外交問題というのは生じますが、それらとは関係のない「民間」の純粋な交流企画で、今後も日本と中国で2千年以上の長い文化交流を、

相互の発展と繁栄のために真心のこもった21世紀型の交流を新たにスタートしていきたい、そんな実行・実践型交流のツアーです。


ツアー8

ツアー7