誕生日と着物 | 橋渡し姫  〜人と人、心と身体、身体の知恵の昔と今をつなぐ〜

橋渡し姫  〜人と人、心と身体、身体の知恵の昔と今をつなぐ〜

生まれた日が1111で橋渡しの日。昔の身体の知恵を今に伝えたい、昔のことを掘り起こすことも、昔と今の橋渡し。昔ながらのお産、排泄(おむつなし育児)、縁側子育て、月経、着物を通じて、身体に向き合い豊かな暮らしを提案します。

こんにちは!訪問ありがとうございます。
昔から伝わる、女性の身体性と暮らしの知恵を橋渡し、豊かな暮らし伝えるスペシャリストとして、活動中の竹田祐子です。

 

 

11月11日、申年年女!

ゾロ目の誕生日、フェスティバルの始まり〜💓

 

2ヶ月に一度、開催している研究会と重なり、お祝いしてもらいました。

大好きな仲間にお祝いしてもらえるって幸せ〜。

 

 

 

話したいのは、この写真の着物について。


この着物は、ウールの普段着の着物です。

母が私を育ててる時に、よく着ていたそうです。

 

私を育ててる昭和40年代、冬になると、まだ着物で過ごしてる人がまだ多かったそうです。

今、子育て中の着物は大変だから、子育て落ち着いてからとよく言われますが、

 

母曰く、「夏はさすがに着てなかったけど、冬は着物の方が暖かかったし、着物だったらねんねこでいいから楽だったよ」と。

(ねんねこ=子守半纏。おんぶした上から着れる半纏)

 

着物=大変!という式ができてしまっているんですよね。 

これを払拭したいな〜。

着物だったら、おっぱいあげる時も、ブラも授乳服もいらないし。

帯あるから、高おんぶも楽々なんですけどね〜。

そして何より冷えない。寒くなければ、身体が動く。だから着てたんだと思います。

 

母が娘時代に祖母が作ってくれたそうです。

ということは・・・

50〜60年前に作られたということです。!(◎_◎;)

 

よく見ると、普段着に着てたから、いろんなとこ汚れてるんですけどね。

多少の汚れも、子育てしてくれた証と、愛おしく思います。

子育ての母の姿が浮かんできそうです。

普段着で、大切に着ていきたい着物です。

 

この着物、柄が洋服の生地かと思いきや、仕立てをみたら、反物から作ってありました。当時こんなお花柄の反物とかあったんだな〜。

 

着物は、世代をつないでゆくものです・・・

流行りすたりのスタイルがないので、(色やデザインはあるとしても)

保管さえちゃんとしていれば、長く着ることができます。

 

私自身、自分の着物はありますが、よく着るのは、祖母と母の着物です。

長年着ているのもあり、生地が身体に添いやすい。

 

 

普段着の着物って、祖母や母の、生活の匂いや思いが伝わってくるようで、自分がつながってる安心感があります。

大げさですが、自分が生きていく勇気すらもらえるのです。

 

だから

 

私は、着物を着たいのだと思う。

世代をつないできた人の声を聞きたいから。

 

家の着物は、タンス2つ分。一生のうちに全部着れるかな〜。