わたしね、

離婚することを親に伝えたとき、

 

「家に帰ってこないでね」ってお母さんに言われたんですよ。

 

 

 

いやー

あれは悲しかった・・・笑

 

 

 

なんかさ、

ドラマとかで

 

「いいから家に帰ってらっしゃい!!!」みたいな

娘が心配だから家に呼び戻すみたいなシーン

あるじゃないですか。

 

あぁゆうの、憧れた・・・笑

 

 

 

 

って言っても

まぁ元々戻るつもりはなかったんですけど、笑

 

それなのに勝手だよね。

 

 

 

いつでも家に帰ってきてね

 

何かあったら頼ってね

 

 

って

そう言って欲しかった。

 

 

 

 

勝手に期待して、

 

勝手に傷ついて、

 

 

だけどすぐに蓋をして

 

 

「だいじょうぶだよー。もう住むところ決まってるんだー」って

笑ったわたしを

 

今なら抱きしめてあげられるんだけどな。

 

 

 

 

 

うちの母は

ちょっと持病があって

体があんまり強くなくてね、

 

まだまだ小ちゃくてワンパクだった

当時の子どもたちを連れて私が実家に帰ったとしたら

 

無理して頑張って

倒れてたかもと思うの。

 

 

 

わたしも気を使って生活して、

 

家族みんなで我慢して気を使って

窮屈に生活することになるだろうな、

一緒に暮らすのは無理だろうな、って

自分でも思ってたから、

 

家に帰る選択肢なんて

最初からなかったのにさ。

 

 

 

それでも勝手に傷ついて、

傷ついたことを見ないフリした私のこころは

 

親に拒否されてるように感じて

どこかでずっと悲しい気持ちを抱えてた。

 

 

 

 

 

後にね、

お母さんに言ったんだ。

 

あのとき、実はすごく悲しかったんだーって。

 

帰ってくる気もないのに

それでもいつでも帰っておいで!!って

ここはあんたの家なんだからね!!って

 

ドラマみたいなセリフを

どこかで期待してたみたい、って。

 

 

帰ってこないでね、って言われて

わたしも子どもたちも嫌われたみたいな気持ちに

勝手になっていじけてたんだ、って。

 

 

 

 

お母さんびっくりしてたよね。

 

「わたしそんなこと言ったっけ?」って。笑

 

 

でも、

ごめん…って泣かれてしまってさ。

 

 

 

そのとき思ったんだよ。

 

 

 

お母さんにこの気持ちを理解してほしい、とか

あの時こう言って欲しかった、とか

ごめんって謝ってほしい、とか

 

それが欲しかったわけじゃないんだ、って。

糾弾したかったわけじゃないし、

責める気持ちなんかなかった。

 

 

だって全然スッキリしなかったの。

 

 

 

 

でもさ、こうやって書くと

お母さんが悪者、みたいな感じしない?笑

 

娘が乳飲み子抱えて離婚して

疲れきってるんだから

ちょっとくらい家においてやったら良いじゃないの、って

ちょっと思わん?笑

 

冷たいおかんだなぁ、みたいな印象持たん??笑

 

 

 

 

でもさ、違うんだよ。

 

 

わたしが勝手に期待して

その通りにいかなかったからって

わたしが勝手に傷ついたの。

 

そして勝手に責められた気になって

被害者意識を持ったの。

 

わたしは傷つけられた側だ、って

どこかで勝手に感じて

勝手に相手を悪者にしたの。

 

 

 

だって両親がね

わたしのことも、子どもたちのことも

大切に想ってくれてるのは

わかってるんだよ。

 

 

家族なんて

人の集まりだからいろんな事情があってさ、

 

親だからこう、

子どもだからこう、

なんて一辺倒でいかないじゃん。

 

なのに、

すぐ忘れちゃうんだよな。

 

 

 

 

 

 

 

人間関係ってさ、

こうゆうこと、ない?

 

傷つけられた、とか

裏切られた、とか

 

勝手に期待して、

勝手に想像して、

 

その通りに行かなかったら

傷つけられたような気がして

相手が悪いような気がして

相手を責めたりして。

 

 

 

あとはカテゴリーよね。

 

親だから

子どもだから

彼氏だから

彼女だから

夫だから

妻だから

結婚してるから

子どもがいるから

大人だから

 

こうあるべき、

こうしてほしい、

ふつーは、

 

 

って

そこで見られると苦しいのにね。

 

それなのに

自分は誰かをつい先入観で見てしまうこともあったりして

 

どこかで期待してしまったりして。

 

 

そんなカテゴリーに分けて

そんなカテゴリー通りに自分だって生きていけないのに。

 

どこかで、

女だから

ママだから

大人だから

 

そんな姿に自分も添おうとしたり

そうじゃないと自分がダメな気がしてしまったり。

 

 

 

 

勝手に期待して

勝手に傷ついて

勝手に相手を責めて

勝手に相手を悪にして

 

自分は被害者のような立場にいられれば

楽かもしれないけど

 

自分のことを棚に上げて

誰かのせいにする人生なんていやだな。

 

 

 

 

 

自分だって自由にやりたいんだから

相手の自由だって尊重しないとだよね。

 

 

なのに

そこを置いてきぼりにしがちだから

 

この話を思い出して

また胸に刻もうと思う☺️