こんばんは。

沖縄もようやく涼しくなってきて、私も息を吹き返しつつあります。


 

柚香光ちゃん初主演の作品、ノクターンを見ました。秋の夜長にぴったりの作品でした。


 

と言ってもこの作品、柚香光ちゃんにはまってから、何度か見始めたものの、実はあまりハマらず、今回初めて最後まで見たんです。



 

なんか、小難しい名前の作家の作品が原作ってところも、私にとっては受け付けなかったんだと思います。ずっと理系で、文学とか、そういうのとは縁遠く生きてきたので、正直退屈だし眠いかなって思ってたんですよね。




ショパンのノクターンは人前でちょっとピアノを弾く機会にちょうどよい曲なので、何度も弾いてきて、好きな曲ではありますが、だからこそ、なんだか退屈かな…みたいな。すんません。



 

でも、ここまでれいちゃんにハマった今、私、れいちゃんが文学少女っぽいところも好きなんです。リアル男子なところもあるけど、女性としてのれいちゃんを見ると、すごく文学的な感じがしますよね。



なので、文学×ショパン×れいちゃんって最高だなって視点で見たら、私にとって、これまでとは全く違う作品となりました。

 

 

それに、いつも私は「ここからが面白い」ってとこに入る前で見るのをやめてしまっていたっぽいですね。

 

 

だって、だってですよ、瀬戸さんがあんなことするなんて、夢にも思わないじゃないですか!?





そりゃ、やけにイケメンで爽やかで、お父さんにしてはキラキラ要素が多いなって思ってたけど、それは瀬戸さんも学年が若くて、それゆえに、いまいちお父さん感を出しきれてないのかなって思ってたんですよ。




そしたら、なるほど、「まだ現役」感を出すために、あえてあんな役作りだったんですね。やられたわ。。。

 



↑後半の展開を知らずにあっさり瀬戸さんにときめく私



 

でもさ、お父さんひどいよね。

結局、ジナイーダのことも、本当はマジで惚れていたのかもしれないけど、あれじゃ、ジナイーダは遊ばれたのかな?と微妙に思って終わってしまったと思うし、ウラジミールがかわいそうすぎる。




せめて、お父さんとジナイーダは本当に愛し合ってたって方が、現実的なウラジミールの辛さとしては大きいけど、物語としては私は救われるのに!!!


って思いました。



 

で、私はもうかれこれ8年以上愛読させていただいている感想ブログがいくつかあるのですが、

改めて拝読すると、原作ではそうだったってことじゃないですか??

 



そりゃ、ジナイーダは本当はウラジミールが好きだったけど…って方が、ウラジミールとしては救いがあるのかもしれないけどさ。

あれじゃお父さんがただただ最悪な男ですよ…



 

で、他のブログにも書いてあったんですけど、まさに昼ドラのようなドロドロだと。

そういえば、昼ドラって今もやってるんでしょうか??



昼ドラと言えば、主婦が昼間見て楽しむものっていうコンセプトで作られたのかもしれませんが、私は学生時代めっちゃテレビっ子だったので、夜のドラマも昼ドラもめっちゃ見てました。

懐かしい~

 

 



話が逸れましたが、一番重要な柚香光ちゃんについて。


最初は、メイクも今と違っていて、なんだか違和感を感じたりもしたのですが、今回はどんどん引き込まれていきました。




まず本当に美しいし、あの貴族っぽいファッションで、ジャケットを脱いだ時のお尻がたまりましぇん。これは瀬戸さんもね!



あと、森に行く時のドラキュラっぽいマントもかっこいい!れいちゃん×音楽家ってのは、私ずっと希望してるんですけど、やはり、真っ白なピアノを弾くれいちゃんは美しい。


 

 

そして、初恋とはいえ、感情がむき出しすぎじゃないですか?

 

ジナイーダも最初はからかってみて、でも思わずトキメイテしまって、でも、その後のジェラシーに震えるウラジミールを見たらちょっと引いたんじゃなかろうかと心配しましたが笑

そうでもなさそうで、安心しました。



特に壮大な時代背景を描くわけでもなく、ただ一人の少年と一人の若い女性のひと夏の恋とそれをめぐる人々の想いを丁寧に?描いていて、私はれいちゃんのおかげで、そういう細やかな感情の機微に感情移入できる繊細な感性を少しは手に入れることができたかもしれません。


 

 

で、結構歌が多いんですけど、どこだったかな。。。1幕終わりの方、れいちゃんがなんかめっちゃ嘆いて、その後そのまま気持ちを乗せて高めの声で歌い始めるところ、すごくよくて、思わず鳥肌が立ちました。本当に自然に感情があふれてそのままメロディーになったみたいな感じ。



 

はいからさんの少尉はめっちゃ最高ですけど、ウラジミールのような、まだまだ未熟な男の子で、マイティにナイフを向けるところがあまりにへっぴり腰でプルプルしすぎていて弱っちくて、恋にまっすぐすぎて、周りを見失いまくっている役も、これまた最高でした。




しかし、れいちゃんは幕が閉じる時にキスをするのが定番なのか?そもそも宝塚の定番なのか?

とりあえず、ジナイーダのきらりさんが小さいからか、ちょっと背中が丸まってて上からかぶさってるっぽいのがよかったです。



 

また、かがりりちゃん演じるシャルロッタに好きだと言われて乱暴にキスをするのも良い。

私もああされて、「っっっひどいわっ(ヨヨヨヨヨ)」ってやってみたい!!

ってかさ、かがりりちゃんは今もれいちゃんの相手役の恋敵役が多い印象だし、鞠花ゆめさんと航琉ひびきさんの使用人の長歴が長すぎて驚愕するわ。




 

しかし何といっても、この公演で最高だったのは、ジナイーダの華耀きらりさんですよね。

ってかさ、れいちゃんの周りを固めている方々が皆さん最高でしたけども。。。

 



ツイッターでも書いたけど、ジナイーダはそんじょそこらの若手の娘役さんが演じたら、フルボッコにされそうだな役柄だと思うんですよ。


特に前半、気が強くて自由奔放で男をはベラかせて、ウラジミールをからかってみようとするようなシーンなんて、難しそう。

それを、愛らしさ瑞々しさも高慢さも兼ね備えて、でも満たされない切なさもちら見させつつ、魅力的な女の子として成立させるのは至難の業だと思うわ。

 



きらりさんと言えば、明日海りおさんがトップスターだった時に退団されて、あすみさんが「きらりさん」とお話を振ったのを覚えていたので、

結構上級生なんだろうなと思っていたのですが、まぁさまと同期なんですね。




私は真っ白のドレスも素敵だったけど、ピンクのドレスがとてもお似合いで素敵だなと思いました。

瀬戸さんにせまられて、ウラジミールへの切ない思いを吐露するところは、恋に悩み、苦しむかわいらしい女の子で、気高くて、でもでもそれだけではいられない女心が切なく表現されていて…



 

もちろんれいちゃんも素敵だったけど、きらりさんを見るためにもう一度観たいです。

 



あと、他にも書きたい人がたくさんいるのですが…終わらなさそうなので、今日はここまでにしたいと思います。

 



やはり同じ作品でも、その時の自分のコンディションなどによって全く感じることが違うんだなと思いました。




メランコリックジゴロのように何度も見まくるかと言えば、ちょっと辛い作品なのでどうかなって思うけど、




とりあえず、今晩これから見たいと思います!!!