私は、美人でもないし、

取り柄もない。

スポーツ音痴だし、

頭も良くない。



でも、頑張って生きてきた。



お父さんと、お母さんに

ほめてほしくて、

一番かわいいと言ってほしくて。



お姉ちゃんだし、

我慢するのが普通で、


必死に、何でも出来るふりをして、

ものわかりのいいふりをして、

顔色見ながらご機嫌をとって




よくやってたなぁ

子どもなのに。

小さい私よ、よく頑張ったねぇ…




なのに、

なのに、



お父さんもお母さんも

よその子をほめた…

目を細めて、うらやましそうに。




あのこは(容姿が)いいこだねぇ

目がクリっとしてるねぇ

スポーツ万能だねぇ

足が長くてスタイルがいいねぇ

大人にハッキリものを言えるねぇ

字がキレイだねぇ

度胸があるよねぇ

頭がキレるねぇ

要領がいいだよねぇ


etc…



私は、

どうしたら、ほめてもらえたの?


かわいく、スポーツ万能に

生まれなかったから

人見知りで、話すのも苦手だし

どんくさくて。




あの子達みたいに生まれてたら

もっと可愛がってもらえたのに。




自分が、大嫌いだった。

私の劣等感は、

そこから来ているのかもしれない。




不安で仕方ない。

時々、ぐぉーーーーっと

不安感が押し寄せて

おかしくなりそうな時もある。





自分と向き合う作業をしていて、

やっぱり、根っこはそこらへん

にあるなぁ、と、感じる。




だから、自分の子には

こんな苦しい思いをさせたくない。



うちの子一番。

かわいいねぇって、何度も言う。

いっぱい、ほめる。

もちろん怒ることも

叱ることもあるけど



よその子とは絶対に

なにがあっても比べない。



あなたはあなた。

あなたの良さがあるって、

事あるごとに言っている。



それが、いいのか悪いのか

知らない。


でも、私みたいに劣等感に

苦しむ大人にはならないでほしい。



ただ、それだけ。

ただ、愛していることを

伝えたいだけ。

あなたが大切だと

わかってほしいだけ。




どのママさんも、

表現の仕方は違えど

我が子への思いは

きっと同じだろうなぁ。



とすると…




母が私をほめない、というのも

愛情表現だったのかなぁ…


うーんえー?