風に揺れていた 蓮の花
人は問いかける

「ねぇ、光も闇も見て疲れないの?」

月夜に響いた「そうかもね…」

「朽ちていくよ…」
木陰に堕ちた
僕は太陽憎んだ
「太陽(彼)が狂うまで休んでいるから」
残り香がただ虚しいだけ

紅に咲いたあの花の花言葉は
「離れゆく愛」
だから蒼く咲いた
二度と離れぬように
二度と戻らぬように、ずっと。


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