“勉強”は本当に大切なのか? | 千葉稲毛海岸駅から5分Vagoピアノ教室 Maresoリトミック教室(音脳、音符ビッツ)

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ピアノ指導歴30年、3人の子育て経験を持つ.、音脳リトミック講師
☆未来の素晴らしい人材創りのお手伝い
(社)全日本ピアノ指導者協会会員
(社)日本音楽脳育協会認定校
川崎紫明音符ビッツ認定教室准講師

🌹千葉市稲毛海岸駅近く
♪Vagoピアノ教室
♪Maresoリトミック教室
🌹瀧澤淳子です。




📔
「学力」の経済学    中室牧子著
の、第3弾です。



今日は、
衝撃的なタイトル
“勉強”は本当に
そんなに大切なのか❓
です。


✳️
前回のベリー幼稚園の幼児教育プログラム
(低所得者のアフリカ系米国人の3〜4歳の子どもたちに「質の高い就学前教育」を、提供し、その結果を示しました。これに参加した子どもたちは、小学校時点のIQが高かっただけでなく、その後の人生ってにおいて、学歴が高く、雇用や経済学的な環境が安定しており、反社会的な行為に及ぶ確率が低かったそうです。)



このプログラムは、大きな効果をあげ、しかもその効果が長期にわたって持続したことが、
明らかになりました。





しかし
この学力やIQへの効果は、
実はごく短期的なものだったそうです。


小学校入学とともに小さくなり、
ついに8歳前後で差がなくなってしまっているのです。

なのに、なぜ
このプログラムは
長期にわたって学歴・年収・雇用の面で
大きな影響を与えたのか⁉️


✳️
IQや学力テストで計測される能力を、
一般に【認知能力】といいます。

この幼稚園でのプログラムによって改善されたのは、
【非認知能力】
と、呼ばれるものだったそうです。

これは、何か⁉️




忍耐力がある
★社会性がある
★意欲的である
といった人間の気質や性格的な特徴のようなもの
を、指します。
一般に
【生きる力】
といわれるようなものだそうです。 



✡️
ヘックマン教授らは、
米国の一般教育修了検定(日本でいう高卒認定試験)
の分析結果で、
高校に通わずにこの検定に合格した生徒は、
高校を卒業した生徒に比べて、
年収や就職率が低い傾向にあることが
わかったそうです。


✳️
認知能力のみが重要ならば、この差は出ないはずです。

学力テストでは計測できない非認知能力が、人生
の成功において、極めて重大であることが、
わかったのです。

そして、
誠実さ、忍耐強さ、社交性、好奇心の強さ
これらの非認知能力は、
【人から学び、獲得するものである】
とも、いっています。



✳️
特に、人生を成功に導くうえで
重要だと考えられている非認知能力は、

【自制心】
・・・・・「マシュマロ実験」と呼ばれる研究では、

マシュマロを子どもに差し出し、「いつ食べてもいいけど、大人が部屋に戻るまで我慢できたら、マシュマロ2つたべれるよ」と伝え、大人が退出します。

我慢できた子どもは、食べてしまった子どもより、
高校生のときのSATのスコアが高かったそうです。


【やり抜く力】
・・・・・非常に遠いしきにあるゴールに向けて、
興味を失わず、努力し続けることができる気質

ダックワーズ教授は、
才能とやり抜く力の間には、相関関係がない。
才能があっても、「やり抜く力」がないため
成功に至らない人が少なからずいる。
とも明らかにしています。





✳️非認知能力を鍛える方法

この「自制心」は、「筋肉」のように鍛えると
いいそうです。⁉️

継続と反復

(先生に「背中を伸ばせ」と言われ続け、それを実行した学生は、成績の向上がみられたそうです。
背中を伸ばしたことが直接成績に影響をあたえたわけではありませんが、意識しないとしっらいことを継続的に行ったことで、学生の自制心が鍛えられ、成績にもよい影響を及ぼしたのだと言われています。)

そして
これには【心のもちよう】も、大事だともいっています。


⚛️ヘックマン教授らは、

学校とは、ただ単に勉強をする場所ではなく、
先生や同級生から多くのこたを学びたい
【非認知能力】を培う場所である。
と、いっています。



👩🏻【学校は大事】なんだと、
改めて思いました。
勉強だけでは、ないのです。
それ以外が、最も大事なのかもしれません。
1人では、獲得できないものですから。

そして、
どんなに勉強ができても、
自己管理ができず、やる気がなく、真面目さに欠け、
コミュニケーション能力が低い人は社会で活躍できるわけはないです。
一歩学校の外へ出たら
学力以外の能力が圧倒的に大切だとも、
綴ってありました。