ヘルマン・ヘッセのことば【ガラス玉演戯】より | 千葉稲毛海岸駅から5分Vagoピアノ教室 Maresoリトミック教室(音脳、音符ビッツ)

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川崎紫明音符ビッツ認定教室准講師

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🌹瀧澤淳子です



📙

また、日経新聞のコラム欄に

気になるワードが。


また、

ロシア文学者の奈倉有里のコラムからです。


【もし誰かをいまより幸せで朗らかにしてやれるのなら、相手が頼もうが頼むまいが、どんな場合でもそうすべきだろう。】

ヘルマン・ヘッセ「ガラス玉演戯」第9章


主人公クネヒトのことばだそうです。



主人公が久々にあった学生時代の友人と語らう章での会話。


2人はかつての反発やすれ違いの背景を

確かめ合うように

一つ一つ互いの想いを語っていく。


そして、

ほとんど和解に到達しようとしたとき、

友人は

「君は僕をもっと幸せで朗らかにする方法を、

知っていると言ったけど、

僕がそれを望んでいるがどうかは、

尋ねようともしないんだな」

という。


すると、クネヒトは笑い、答える。

「もし、誰かをいまより幸せで朗らかにしてやれるのなら、相手が頼もうが頼むまいが、どんな場合でもそうすべきだろう」


なんという言葉⁉️


こんな言葉があったなんて。



👩🏻‍🦱

 高校の時、

ヘルマン・ヘッセの【車輪の下】を読んで、

痛く感動して、

いろいろ読んでみたら、

【デミアン】に、到着しました。

これは、私の大切な本になりました。

「真から望めば、何でもできる。

星でも取れる。』

そんなことを、思えるほどのインパクトがありました。


でも、この本は、知りませんでした。


🌠

【ガラス玉演戯】は、

ヘッセが10年以上をかけ、

第2次世界大戦中のスイスで多方面からの無理解に苦しみながら、

平和活動をしつつ完成されたものだそうです。


現在、👨🏻‍🦳

ソ連からアメリカに亡命して、半世紀を過ごした

アレクサンドル・ゲニスは、

2022年、

ウクライナ侵攻の直後に発表した文章で、

今のように絶望的な状況のときは、

必ず【ガラス玉演戯】を読むと、

語っているそうです。


ヘッセの真心のことばは、

心を打ちます。