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🌹瀧澤淳子です
📙
また、日経新聞のコラム欄に
気になるワードが。
また、
ロシア文学者の奈倉有里のコラムからです。
【もし誰かをいまより幸せで朗らかにしてやれるのなら、相手が頼もうが頼むまいが、どんな場合でもそうすべきだろう。】
ヘルマン・ヘッセ「ガラス玉演戯」第9章
主人公クネヒトのことばだそうです。
主人公が久々にあった学生時代の友人と語らう章での会話。
2人はかつての反発やすれ違いの背景を
確かめ合うように
一つ一つ互いの想いを語っていく。
そして、
ほとんど和解に到達しようとしたとき、
友人は
「君は僕をもっと幸せで朗らかにする方法を、
知っていると言ったけど、
僕がそれを望んでいるがどうかは、
尋ねようともしないんだな」
という。
すると、クネヒトは笑い、答える。
「もし、誰かをいまより幸せで朗らかにしてやれるのなら、相手が頼もうが頼むまいが、どんな場合でもそうすべきだろう」
なんという言葉⁉️
こんな言葉があったなんて。
👩🏻🦱
高校の時、
ヘルマン・ヘッセの【車輪の下】を読んで、
痛く感動して、
いろいろ読んでみたら、
【デミアン】に、到着しました。
これは、私の大切な本になりました。
「真から望めば、何でもできる。
星でも取れる。』
そんなことを、思えるほどのインパクトがありました。
でも、この本は、知りませんでした。
🌠
【ガラス玉演戯】は、
ヘッセが10年以上をかけ、
第2次世界大戦中のスイスで多方面からの無理解に苦しみながら、
平和活動をしつつ完成されたものだそうです。
現在、👨🏻🦳
ソ連からアメリカに亡命して、半世紀を過ごした
アレクサンドル・ゲニスは、
2022年、
ウクライナ侵攻の直後に発表した文章で、
今のように絶望的な状況のときは、
必ず【ガラス玉演戯】を読むと、
語っているそうです。
ヘッセの真心のことばは、
心を打ちます。