スワローズ歴代監督について | あふろの気まぐれブログ

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東京ヤクルトスワローズの大ファンです!!
頻繁に神宮球場のライトスタンドに出没しております。

ブログも、野球ネタが多いと思われます。

2014年の東京ヤクルトスワローズの日程は終わりましたね。

そして来シーズンからの監督が正式に発表されました。

2015年からは真中満監督の登場。

スワローズ生え抜きの歴代では極めて若い監督の登場。


そんな発表がされる前から情報は洩れていたわけで。。。

まあ、これは今に始まったことでもなく、シーズンが終了する前に情報が漏れることは今までも多かった。

これがヤクルト球団のやり方なのかも知れない。


で、今は昔とは違い、ファンもツイッターやらブログやらでこの情報について個々の感想を述べていたりします。

私はあまりそのことには触れないでいたのですが、皆さんの意見はまさに様々でした。


私が気になったのは、「監督は外から招聘するのが理想」「生え抜き監督ばかり使う球団に疑問」という意見が割と多かったのが印象的でした。


しかし、『え?そうかな?以前から割と外様を起用していた印象なんだけどな。。。』っていうのが私の気持ちでした。


で、実際に調べてみると、割と生え抜き監督はそんなに多くないです。

1970年代以降の歴代監督を調べてみました。

以下が歴代監督のスワローズ最高順位とスワローズ監督になるまでの経緯の簡単なまとめです。


1971~1973年 三原脩 監督経験は巨人→西鉄→大洋→近鉄→ヤクルト 最高順位:リーグ4位


1974~1976年 荒川博 選手として毎日・大毎→巨人コーチ→ヤクルト監督 最高位:リーグ3位


1976~1979年 広岡達朗 巨人(選手)→広島コーチ→ヤクルト監督→西武監督 日本一


1980~1984年 武上四郎 サンケイ(ヤクルト)選手→ヤクルト監督 最高位:リーグ2位


1984~1986年 土橋正幸 東映(選手)→監督として日拓→ヤクルト→日ハム 最高位:リーグ5位


1987~1989年 関根潤三 選手:近鉄→巨人→コーチ:広島→巨人→監督:大洋→ヤクルト 最高位:リーグ4位


1990~1998年 野村克也 選手:南海(PM)→ロッテ→西武→監督:ヤクルト→阪神→他 日本一3度、リーグ優勝1度


1999~2005年 若松勉 選手:ヤクルト→コーチ:ヤクルト→監督:ヤクルト 日本一


2006~2007年 古田敦也 ヤクルト選手→ヤクルト兼任監督(PM) 最高位:リーグ3位


2008~2010年 高田繁 巨人選手→日ハム監督→巨人コーチ→日ハムGM→ヤクルト監督 最高位:リーグ3位


2011~2014年 小川淳司 選手:ヤクルト→日ハム→ヤクルト:スカウト→コーチ→監督 最高位:リーグ2位


こんな感じです。

これを見てどうお思いでしょうか?生え抜きやOBでは武上、若松、古田、小川の4人。

それ以外の7人は皆外部からの招聘です。


さらに、最高位でみると、スワローズOBの監督4人はみなAクラス。

ちなみに日本一監督は、外部招聘の広岡、野村とOBの若松。


しかしながら、若松監督以降はスワローズOBの監督が多くなっているのも事実ですね。

若松→古田→高田→小川そして来季は真中監督。

この流れで言えば、外部からは高田監督のみ。


そう考えると内部からの監督が多いという見方もある。


まあ、最高位だけ見れば・・・っていうこともあるし、在任期間の年数にもそれぞれ違いがある。

途中交代もあれば、代行期間がある監督もあれば、選手兼任での監督もある。


それを全部踏まえても、私の個人的な意見としては若松監督のような、現役をスワローズ一筋で過ごし、そのままコーチや二軍監督を経験し、そして一軍コーチで経験を積んだうえで、満を持して監督に座るっていうのが理想的ですね。


来季の真中監督は、年数的には違いがあるかもしれないけども、経歴が若松さんに似ている。

あとは若松さんみたいに一軍監督を5~6年任せるくらいに考えるのが良いと思います。

広岡監督の例は特別な例で、やはりリーグ優勝や日本一を狙うには任期2~3年というのは難しいんだと思います。

まして怪我人などが続出してしまったらAクラス入りだって難しい。


勿論、野村監督の時のように、球団も協力するのは大前提ですね。

それと、野村監督が就任する前の関根監督が若手を育てたっていうのは、チームが強くなる大きな要因だったのは知るところだと思います。


さて、真中監督は如何なものか?

球団が補強に前向きな発言もしていることだし、小川監督はGMになるそうだし。何より山田哲人をはじめ、野手は生きの良いのが育ってきました。


現状から言うと、私は投手コーチと内外野とも守備・走塁コーチが重要に思いますね。

名選手は必ずしも名指導者になるとは限らないです。

名前よりも実力で揃えてくれれば、来季も楽しみになるんじゃないかと思っています。