中学生ぐらいの頃だろうか
僕はよく深夜の映画をオカズにソロ活動に励んでいた。
深夜にしか流せないエロい映画を期待してるのに
眠くなるようなミニシアター系の映画
ひどいバッドエンドの暗い映画
前衛的なアート映画もよく流れた。
それらの映画は勃たせないにしても
僕の脳みそをしこしこにして
たっぷりと刺激をくれた。
今の自分の趣味趣向に大きく影響していると思う。
現代の中高生はスマホやインターネットがあるので
簡単に情報もエロい画像も動画も手に入ってしまう。
これは良いことじゃない。
パンツの向こう側の宇宙を自分の中でどう解釈、イメージするか
一番な多感な時期だからこそある程度の渇きが必要だと思う。
家族が起きて来ないかドキドキしながら
テレビにかぶりつき
じっとエロいシーンを待っていたあの頃の渇望感。
エロいシーンに遭遇した時に
ここで勝負するべきか
いや、まだビックウェーブが控えてるかもしれない
待つべきか?というかけひき。
待って、
待って、
待った結果
波がなくエンドロールが流れた時の絶望感。
ズボンをずらした状態で呆然とエンドロールを眺める、あのエモい感覚を僕は大切にしたい。