①でお伝え致しました「ビジョントレーニング」の具体例をお伝えしたいと思います
私が今、障がいのあるお子さまに1番最初のビジョントレーニング(オリジナル)は、その名も『タッチあそび』
コレは障がいのある方に限らず、幼児•高齢者の方にも出来る内容です
実際私は認知症の祖母•フデコしゃーんにも行なっています‼︎
『タッチあそび』
•該当される方と向かい合わせになります
•子どもさんから見て右手(こちらは左手)の手のひらを身体の前で見せて、子どもさんは右手でタッチ→左手も同様
・右手を上に伸ばしてタッチ、下に伸ばしてタッチ→左手も同様
・右手を斜め上に伸ばしてタッチ、斜め下に伸ばしてタッチ→左手も同様
・右手を真横に伸ばしてタッチ→左手も同様
・片手ずつの動きを今度は両手でタッチ
この様に四方八方から片手・両手を使ってお互いの手をタッチします
以上‼︎(≧∇≦)簡単でしょう⁈
ポイントは出来るだけ頭や首を動かさず、「その方向へ眼球を動かす事!」と長時間しない事!
私が考えたこのビジョントレーニングを身内の教職者に伝えた所、「初期のトレーニングとしては良いね‼︎」と言ってもらえました‼︎
生徒さんによっては「右手・左手」の声掛けをしたり無しにしたり臨機応変にしています
こちらの手の動きだけに集中した方が良いのかもしれませんし、逆に先々で『鍵盤演奏が出来たら』と言う思いがあるので、右手•左手を認識の為にも、声掛けは必要なのかもしれません
この初期のビジョントレーニングは子どもさんには大変好評です!
まず嫌がる子がいないっ‼︎(笑)
発語が難しい生徒さんも時々声を上げて楽しんでくれています(≧∇≦)
回数を重ねていくと「どの方向に眼球が動いていないか、見辛さそうか」と言う事が分かってきます
実際に保護者の方にもその時のお子さまの様子をご覧頂く事で、情報の共有が出来ました
そしてこの初期トレーニングが自分なりにイイなと思っている所は(笑)、無料で、いつでも、どこでも、誰とでも出来る楽チンな内容だからです(*^^*)
暫くはこのトレーニングを積み重ね、生徒さんの様子を見つつ、バージョンアップしたいと思います!
次の、その次の次のアイデアは既に控えています‼︎(*^^*)
絶対に生徒さんは楽しんでくれるはず‼︎‼︎(≧∇≦)
志は高く、でも思いっきり楽しむ事が大事
そしてこのトレーニングを重ねていく事で、文字や数字や図形をとらえて言葉を発したり、読譜や写譜にも繋がってもらえたらと思っています
実はレッスンの中でもうひとつトレーニング?をしています
ビジョントレーニングとは無関係ですが、私はビジョトレの後に
『ボディータッチあそび』もします
先程のビジョントレーニングでは、「手」のみを動かしていますが、『ボディータッチあそび』と名付けている以上、手だけは淋しい(笑)
要は「頭」と声掛けをしたら、生徒さん自身で自分の頭をタッチ!
もうそこからはタッチ祭りです(笑)
各部位の名称と身体の部位をタッチするルールですが、部位の名称を覚えてもらうだけでなく、大変重要なボディーイメージを育むトレーニングです
これは本当に重要です
自身の身体・部位を意識する事は自身を意識する事だから
もう1つ…あくまでも私が勝手に必要だと思っている事ですが、発語に遅れが見受けられる子どもさんにとって「身体の部位を言える又は指さし出来る事」は大変重要だと思います
例えば「オナカ 」と言えなくてもオナカを指さし出来ると周りの方は「お腹がどうかしたの?お腹が痛いの?」と尋ねる事が出来ます
障がいのあるお子さまの中には、痛みや痒みを言葉で伝える事が難しい方もいらっしゃいます(痛覚が低下している方もいらっしゃいます)
もしかすると子どもさんご自身でSOSを出す事が出来るかもしれません
そしてレッスンで姿勢の指導の際に声掛けする「セナカ」や「カタ」「テクビ」の部位に対し、背中と言う「部位」のお話をしている意識が生まれたり、実際に背中を触って意識する事も出来ると思います
レッスンに生かす事は勿論の事、ケガや病気を見落とさない為にも大切なトレーニングであると信じて行っています