時と歩みで形を変えてゆくもの
『時と歩みで形を変えてゆくもの』
悔しい事も頑張った結果が出て喜ぶ事も。子供の時に経験した事は一生宝物だと思います。
僕も子供の頃から空手を10年、アーチェリーも5年以上続けて県大会や全国大会を闘って来たけど試合に勝って優勝や入賞した喜びよりも試合に負けた悔しさや練習の厳しさの記憶の方が色濃いです。痛い事や苦しい事の方が圧倒的に多かったですがどちらも今となっては全くもって嫌な思い出ではありません。むしろ大切な宝物です。
誰の人生もそうやと思いますが大きな一歩や素晴らしい進展を迎えた時に思い出すのは華やかな場面や嬉しさだけでは無くて、そこに向かって頑張って来た険しい道や苦難の日々が心と頭を駆け巡って嬉し涙になって出てる様に思うんです。そこに向かって歩んだ日々が宝物です。甲子園で勝ったチーム、負けたチームを見ていてもいつも思います。一生懸命やった事の結果は勝っても負けても必ず宝物になっていくと思うんです。
悲しい事や悔しい事は乗り越える事を諦めなければ必ず意味のあるモノになっていく。道を変えたり変えなかったりが問題なのではなく、やっぱりその人が歩み続ける事が大切やと思います。そして誰かと共に歩める機会があれば共に歩んでいけたらいいなとも思います。悔しい思い出も嬉しい思い出も共有出来る人が居たらより味わい深い思い出になっていくし、いざという時には支え合ったり出来ます。いつも嬉しい事や楽しい事はあっと言う間に僕達を通り抜けて行き、悲しい事や悔しい事はいつも長く心に居座ります。でもそれを携えたまま歩き続けたその先には苦難を乗り越えないと辿り着けない小さな悟りや経験、そして幸せが潜んでいると信じて歩み続ける勇気を持って欲しいです。
沢山の事を乗り越えて来た子供達、そして今まさにまた大きなモノを乗り越えようとしている子供達を見ていて、大人子供みたいな仲間達が過ぎり、今日また改めてそう思いました。
『新たなる日々、その後ろに続く足跡』
仲間の結婚式で泣いている新郎新婦、この歳になって沢山見て来ましたが、愛し合う二人が結ばれ、沢山の人に祝福され、勿論嬉しい涙にも見えるけれど、何度もダメになりそうになった日々の事や、家庭や職場での苦難、親に苦労をかけてしまった事、夫婦になる相手を悲しませてしまった事、自分が悲しい思いをした事、思う様にいかなかった日々、険しい道を思い返して"歩みを止めずに歩き続けて、乗り越えて来れて本当に良かった。"と噛み締めている様にも見えるんです。
バンド仲間が何かを成し遂げた時、何かを乗り越えて来た時にもそういった事を感じます。SiMのMAHがDEADPOPで涙した時も、HEY-SMITHがステージに帰って来た時も同じ様な事を感じました。嬉しい事の後ろに続く足跡が嬉し涙の塩分に思えます。色んな事を乗り越えて来た仲間です。
僕の周りには本当にカッコイイ仲間が沢山居ます。時に立ち止まる事があっても、どんな時も毅然と前を見据えて色んな事と向き合い続ける仲間の姿は自分の勇気に直結します。
僕も仲間にそんな姿を見せたいし、仲間のそんな姿にもずっと勇気を貰いながら持ちつ持たれつで音楽をやって行きたいです。
沢山ライブしていますが、今日も早くまたみんなとライブしたいなと思いつつ曲作りやってます。
仲間も、これ読んでくれてるあなたにも、実りある日々が沢山あります様に。
今日も残りみんな気をつけて元気に過ごして下さい。
過ごしましょう。
過ごそう。
過ごせや。
元気に。
またライブハウスでな!