(前回までのお話)
原因不明の腹痛で救急車を呼び、病院に運び込まれたグラさん。
診療の結果告げられた病名は…



レントゲン結果を診ながら救急医が説明を始めました。
「あー。これは痛いと思いますよー。
ほら、腸がこう、ここに当たってるでしょう。」

しかしわたしが横たえられてるのは救急医から5メートルほど離れたベッド。
レントゲン、全く見えない…

「これはね、腸ヘルニアですね〜。
痛み止めだすのにもう少し検査しますね。」

…ヘルニア?
ヘルニアって腰とか痛くなるやつ?
腸…?え…?!ガーン

なんの病気なのかよくわからないまま、血液採ったりまたCTとったりすることになり、ベッドごといろんなとこにガラガラ運ばれました。

CTの手前で突如吐き、自分でもびっくりしましたが、後で調べたら、これもこの病気の症状のひとつなのでした。


看護師に「ご家族を呼べますか?」と言われましたが、そもそもこの病院の名前もわからず、病名もよくわからないので呼ぶに呼べない。

看護師に聞こうとしたのですが、ここは救急病院なので次々と患者が運ばれて来て、看護師はみんな足早に通り過ぎていって忙しそうなので話しかけづらいのでした。

そこで、近くにいた女性を呼び止め、
「すいません!この病院はなんていう名前ですか?
あと、腸…ヘルニア?ってなんですか!」
ときいたのですが、その人は事務員だったので病院名しかわかりませんでした。

もうよくわからないけど、病院名と、腸がヘルニアらしい、と両親に連絡し、来てもらうことに。

その後看護婦の方がやってきて、
「ごめんね、先生、痛み止めだすのにもう少し調べたいってことだからもう少し頑張ってね。」
と言われましたが、救急車を呼んだのが13時半、この時点ですでに15時手前。

頼む、この痛みから解放してくれ!!えーん

痛みは前より顕著になってきており、腸が動くと痛みが強くなるのですが、痛みのピークにはそこに全神経集中しないと気を失いそうになるくらいでした。
そして、腸ってのは常に動いているので、ほぼずーっと痛いのでした。

15時半、ついに痛み止めの点滴が始まりました。

痛み止めって凄いですね!
点滴前は会話さえままならないくらいだったのに、スゥッと楽になりました。

看護師に、
「わたしの病気はなんなのでしょうか?ヘルニアと言われたんですが…」
と聞くと、
「あ、腸閉塞ですよ」
と教えてくれました。

腸閉塞だったのか…!

腸閉塞、腸閉塞、、、わたしの腸がどうにかなっている…?

で、どうしたら治るの???

「この病院では手術できないから、他の病院に転院しないといけないの。いま先生が手配してくれていますからね」


え、、、手術!?
てか、転院てなにびっくりびっくりびっくり


つづく…