札幌山の手高校。10日の入学式を前に、ドゥングが目を輝かせ抱負を口にした。「あこがれの日本に留学できて、札幌山の手に入学、陸上を続けられるのは幸運。トラックで高校総体優勝、全国高校駅伝でもチーム目標の入賞に貢献したい」

 実家は、首都ナイロビの北約150キロにあるオカラウで農家を営む。標高2000メートル以上の高地で毎日5キロ以上走り込み脚力をつけ、国内大会でも上位に入り、注目を集めていた。5000メートル公認自己ベスト14分3秒は、日本高校陸上界ではトップ級だが、これは標高2800メートルの高地での記録。平地では13分40秒前後に相当するという。


 6日に来札した後、山の手チームのつどーむ(東区)での練習に合流。さっそく行った400メートル×10本のペース走では、いきなり本領発揮。1周400メートルのコースをラップ60秒の快ペースで飛ばし、先輩たちを見る見る置き去りにしてしまった。梶山一樹監督(40)も「バネの利いたストライドときれいなフォーム。モノが違う」と絶賛した。

 今年度の国内高校・男子5000メートルタイムランキングの1位はカレミ・ジェレミアズク(愛知・豊川高)の13分49秒46。ドゥングは今年1月にケニアで行われたクロカン大会でジェレミアズクと同走。相手の8位に対し3位と先着している。駅伝は未経験だが、ビデオでイメージを焼き付けてきた。


山の手で活躍して、日本の実業団に入りたい。将来は五輪や世界陸上を狙う選手になりたい」と夢は大きい。


又、強いランナーが来ます。

ワンジル君のように行ければ良いですね。

でも、大学に入る留学生よりも強い感じを受けますが、どうなのでしょう。

ディランゴ君といい、ケニアでは、このレベルのクラスは厚い層を誇っているという事ですね。

でも、標高2千m以上の高地で走っての現タイムですから、確かに強いです。