私「まぁ、そうですね…。
多分、私から働きかけないと思います。
自分の心は、自分で耕さないと、変わらないでしょうから…。」
サ「そうですね。」
私がボーゼンとしているので、お茶を促されて、お茶菓子をポリポリと食べていました。
私「…そういえばね、32歳の時、うつ病で診断されて投薬治療を4~5年受けていたんです。
この薬、副作用があってね、体調も悪くなるし、血中に薬の成分が入り込みますから、妊娠できないんですよ。
32才っていえば、婚活とか焦らなきゃならない年齢なんですけど、私どこかでホッとしてたんです。
今、自分は生殖能力を失っている、子供を作れないから結婚なんて、無理だ。
これで、婚活しなくてもいいって。
まぁ、子供ができなくても、結婚はできるんでしょうけど。
なんか、うつ病だし、子供作れないし、男性に相手されないだろうしで、婚活無理だよね?ってどこかで安心していたんですよ。」
サ「ほぉ。」
私「思い返せば20代の頃に付き合っていた彼氏も、私の人間性無視だったけど。
ともかく、男性と付き合っていた、という履歴欲しさで付き合っていたんじゃないかなって思えるんです。」
サ「まぁ…まさしく、自分から幸せを遠ざけていたんですね。
ふんふん、確かに、あります。
うつ病になることで、いろいろ諦める言い訳ができますものね。」
私「いや、まぁ、そこまで、なにか、考えていたわけじゃないですけど。
やっぱり、元彼氏と別れた時、あぁ~これで、もう、男の人としばらく付き合わなくても済むってホッとしたんですよ。
さみしいんですけどね、どこか、ホッとしていた。
こんなヒドイ彼氏と付き合っていたんだから、しばらく間空いてもおかしくないよね?的な、妙なロジックが働いていたんです、多分。」
サ「う~ん。」
私「最初から、男嫌いだったのかなぁ。」
サ「う~ん、しんじゅさん、ご自分の未来を想像してみてもらえませんか?」
私「は?」
サ「少し先の未来です。」
私「(なにも浮かばない)」
サ「さ、自分が幸せになった姿を想像してみて?
どうです?どんなビジョンが浮かびました?」
私「えっと、笑顔で笑っている姿、かな?」
サ「嘘ついてる。
なにも浮かんでいないでしょ?」
私「えっとぉ…。」