『ありがとう』のキモチを込めて。
お土産に頂いた林檎を使って前日に作る。
主人の両親は、無口で物静かで
物事を肯定的に受けとる。
奥の深い愛に満ちた人達だと、つくづく感じる。
同居当時はぶつかっていたと感じていたけど
同居解消の引っ越しを翌朝に控えた夜、ぶつかっていたのは私だけで
なぜ、あんなにぶつかっていたのだろうと、自分の力不足に悲しかった。
同居したり、解消したり
どれも私達夫婦の
ワガママだったのに、どちらも静かに受け入れてくれて
受け身ばかりで、損しないかな?
と、見ていて感じる事も多々あるが
『人付き合いに、損とか特とか面倒くさいよ』
義父の声が聞こえて来そうだ。
義父母は、そういう人。
面白くないこともたくさんあったと思うけど 、思っている素振りも見せず
義父は1人山に残り、義母は手伝いに帰ってきてくれた。
手伝ってくれた事よりも、義母が隣の母屋に居てくれる事が心強かった
色んな事があって、幼少期を思い出しては精神的にキツク
静かに肩を抱いてくれたり一緒に泣いてくれたり、心配してくれたり
こんな、面倒な嫁なのに 主人や、主人の両親は あったかい。
あったかくて、深い。
なにも特別な事は出来ないけど
甘いのが苦手な義父に合わせて
お砂糖を極力控えた卵不要なパウンドケーキを
ありがとう。
いつも、ホントにありがとう。