お姉ちゃんの、お雛様。
何かが違うぞ。
長男にいたずらされたり
次男にいたずらされたり
ごめんなさいね。
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このお雛様を迎えたのは、娘が3才になってから。
あちこち探して観に行って
実母が用意をするものだ。と言うシキタリ?に
独りで暮らす母にそんな経済力は無いと、片親である事に拗ねたり落ち込んだり。
幼稚だったと思うんだけど、お雛様選びは苦しかったなぁ。
作家さんに『母親として』みたいなポリシーを問われた時には涙した。
かなり、神経質になってたなぁ。
お雛様を飾った事もなく、私のための雛祭りを祝った記憶もなく、私は母親となった自分との理想とギャップに、混乱してた。
娘にお雛様を用意する。
それが叶えられなかった初節句は、心がホッとした。
大人になってから自分の為に初めて買ったお雛様を飾って、とても心がほころんだ。
コロンと、まるい、お雛様。これで良かったんだ、と、思えてしばらくしてから、出会ったこちらのお雛様。
飾る度に、一生懸命だった当時の私に泣けてくる。
不器用すぎて、泣けてくる。
だれしもきっと、そんな時期を過ごして来てる。
無理矢理に、強引に買わなくて良かった。
何年も掛かったけど、その年月は私が娘の為に雛人形を飾れるお母さんになれる為に、必要な時間だったんだ。
今年も、雛人形を迎えた当時の娘を思い出しながら飾れた事を、嬉しく思う。