シェパードを好きになったキッカケ。 | シェパード リブの成長日記

シェパード リブの成長日記

2015年10月10日に我が家に迎え入れたジャーマンシェパードのリブ。
そのリブの成長と訓練の様子を記録した波瀾万丈の日記です。

私がシェパードを好きになったキッカケ。
それは、リブの前に飼っていた一匹のメスのジャーマンシェパード、ピース。
当時、シェパードについてはよく知っていた私だったが、訓練所やブリーダーについてはそれほどよく知らなかった。
ある日、ふと目に止まったのがそのピース(2才)だった。
やけに細かったが、その子の体質なのかな?と思っていた。
ブリーダーさんにいろいろ質問し、岡山から迎えることが決定。
その時は2月だった。
ブリーダーから、4月になったらフェラリア予防してくださいと言われ、4月に血液検査。
私はその結果に心臓が止まりそうになった。
ピースはもう、心臓にまで親虫がとどいていたのだ。
獣医には手術をするか、死ぬのを待つか、長い治療のどれかだと言われた。
本当は手術をしてあげたかった。
でも、それなりのリスクと値段が伴う。
その手術で命を落とす可能性も少なくないと言われた。
私は治療にした。
早速、その日から薬を飲ませることに。
副作用を抑える薬、12錠。
フェラリアの薬、1錠。
薬を与えてから二日目。
ピースに異変が現れ始めた。
殆ど動かなく、息も荒く、寝ていることさえ辛そうだった。
その日は丁度定休日。
別の病院に連れて行こうかと思ったが、ピースは車酔いをするタイプで、長時間の車は流石に辛いと思い、
明日に行こうと思って、その日はピースと一緒に寝た。
朝起きると、ピースはいつもは立ち上がるのに、立ち上がらない。
そしてしばらくしてから立ち上がった。
が、
足が痙攣し、倒れた。
びっくりして、私はその時からもう泣いていた。
一生懸命マッサージした。
そしたら、白い泡みたいなものを吐いて、最後に1回尻尾を降って、旅立った。
涙が止まらなかった。
ブリーダーへの憎しみ、自分の愚かさが一気に溢れ出した。
もっと一緒にいたかった。
もっと一緒に寝たかった。
もっと一緒に、もっと一緒に、もっと一緒に、、、
もう何がなんだか分からなかった。
死んだ?死んだ?何言っているの?生きているんじゃないの?嘘でしょ?嘘・・・で、しょ?
あんなにいい子だったのに。
何をされても怒らなかった。
何をされても吠えなかった。
何をされても歯を剥かなかった。
あんないい子はいないんじゃないかっていうくらい、優しくて、忠実で・・・。
可愛かった。
ブリーダーが、憎かった。
自分が、憎かった。
何であのときもっとしてあげられなかったんだろう。
何であのとき病院に連れて行かなかったんだろう。
どうして何も罪のないピースが、死ななきゃいけないの?
自分が代わりに死にたかった。
ピースは生きる権利があったのに・・・。
今でも思い出すと泣いてしまうんです。
他の犬種にはないような、飼い主を癒す能力っていうのかな・・・?
何かがあるんだって、その時初めて思った。
シェパードの素晴らしさ。
一匹一匹の素晴らしさ。
個性があることの素晴らしさ。


生きていることの素晴らしさ。


だから、この記事を読んでいる方々には今一度、振り返ってほしい。
新たな人生を切り拓いてほしい。
決して、後悔のないように。