春爛漫

里に遅い春の到来



鳥のさえずりと
風の声を聴きながら

いつもの
あの場所へ

薄紅色に染まる
里の風景


歳を重ねる度
四季が織りなす美に
魅了され

この国に生まれたことへの
感謝の気持ちが
膨らんでゆく


水と緑の楽園は
全てを拭い去り
ありとあらゆる恩恵を
与えてくれている


あぁ
世界はこんなにも
美しく
そして儚い