前回の記事俺の7万円を取り返す為に…エピソード3「ヤ〇ザの方ですか?」

俺はクランキーコンテストの設定⑤を打ち始めた。ちなみに残金は千円札が数枚で残りコインは400枚ほど。あの時詐欺師のおっさんに話しかけられなければもしかしたら流してやめてたかもしれない。

そんな残りコイン400枚に俺の未来がかかってくるとは思いもしなかった。まぁもちろん家に帰ればそこそこの現金はあったけど今回それを言ったら緊張感が無くなるのであえて言わないでおこう。

クランキーコンテストの設定⑤をこんなに真剣に打つなんて久々だな。何故なら俺は目標を立てたからである。その為に真剣に打つ。閉店までぶん回す。

だって考えてみ?のまれたらやめようくらいの軽い気持ちで打ってたのだから。400枚程度でも流して帰ろうと思ってたくらいだから。もしこれから4,000枚でも出てみ?

したら7万円詐欺られたおかげになるじゃねぇか!おっさんに騙されたおかげで騙されなかったよりも結果的にお金が増える事になるじゃねぇか!

物は考えようである。

等価交換なので4,000枚=8万円。

実はこの頃の俺はモチベーションを無くしていた。理由はパチンコのせい。上手い話はいつだってあるんです。あるパチンコの打ち子の仕事。今と違ってほんの数時間だけの仕事。いわゆるセット〇トの仕事。

そのせいで丸1日スロットなんて打ってられない身体になってたし打つんならもう少しスペックが高い台じゃないとやる気が出ないみたいな。そんな感じだった。ちなみにこれも既に時効である。

クランキーコンテストに戻ったのがお昼頃だったか?それから閉店までぶん回した。ひたすらにぶん回した記憶がある。んで最終結果が…

4,000枚オーバーの大勝利!

嘘のような本当の話である。7万円詐欺られた事によってしょうがなくクランキーコンテストの設定⑤をぶん回した結果がこれ。7万円騙し取られる前はやめようと思っていたコンテストの設定⑤をぶん回した結果がこれ。

結果的に7万円騙し取られたおかげでそのまま帰るよりは少しだけお金が増えた。でも今回俺が言いたいのはそれじゃないんだ。

俺はこの日からいかがわしいパチンコの打ち子はきっぱりやめた。もう1度ちゃんとスロットで稼ごうと。いかがわしい仕事はしないで自分の力だけで稼いでやると。初心に返れたのがこの日なのである。

ここで俺は思ったよね?

神様は存在する!

あの詐欺師のおっさんは実は神様だったのではなかろうか…堕落した俺にお金の尊さを教えてくれたのではなかろうか…神様ありがとう。

なんて思う訳ねぇだろうがふざけんなよクソ詐欺師がぁー!

まぁでもこの日からいかがわしいパチンコをやめたのは事実。当然上にはヤ〇ザも絡んでるだろうから関わるのはやめとこうと思わされたのが今回のこの一件である。

ちなみに俺はいまだに覚えている。あの詐欺師のおっさんの顔を今でも鮮明に覚えている。

これを見たみなさんは普通こんな詐欺に引っ掛かる訳ねぇとか思ったかもしれないがあんまり詐欺師を甘く見るな!マジで本物の詐欺師は恐ろしいから。パチンコ屋では特に気を付けましょう!

4,000枚の換金を終えて家に着いた俺は財布のお金を数え始めた。うむ。今日もご苦労様です。ありがとうございます。とかなんとか思っていたら財布から紙きれが出てきた。

あ、ヤベェ…

500枚のレシートを換金するの忘れてたぁー!

コンテストを打つ前に最初に打った台で流した500枚の事を完全に忘れてた俺。そりゃそうだよ。あんな事件に巻き込まれたんだからそんなの忘れても不思議ではない。あーどうしよう。1万円かぁ…うーむ。


時刻は24時前。もちろん閉店してるしこの頃のパチンコ屋は基本的にレシートの場合は次の日になったらアウト。まさにただの紙きれになってしまう。

俺は一応ホールに電話してみた。お願いします。出てくださいお願いします。換金させてください。そう願って…

はい。もしもし~

あっ!出た!とりあえず電話には出てくれた。しかも電話に出たのはマミちゃんっぽかった。あのめっちゃ可愛いマミちゃん。

あのぉ…すいません。レシートを交換するの忘れちゃったんだけどこれからでも交換出来ますか?

マミちゃん「ちょっとだけ待ってて下さい」

~数秒後~

マミちゃん「はい出来ますよ~、今から来ます?てかもしかして7万円の人?」

俺「そうそう7万円の人。じゃー今からすぐに行きます」

俺は急いでその店に向かった…

次回の最終話に続く…

「次回 ご馳走さまでした」

衝撃のラスト!お楽しみに~!



11/14 稼働報告。収支+5,000円。半日稼働。クソ店でクソみたいな立ち回り。最後に打った番長で超番引いてなかったらマジで大変な事になってたな。1,000枚しか出なかったけどなww

んじゃまた!
おつ!|ω・)ノ