本当にこれで良いのか? | 三觜喜一プロのゴルフレッスンブログ

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三觜喜一
ジュニア育成を2000年よりスタート!
そんな私の経験を公開します。

プロテストを合格しない限り、QTは受けられないと決めたLPGA

そのLPGAがプロテストを延期した。内容は全く出さずに、ただ延期した!

プロテストを受験する為に、頑張ってきた子達の気持ちを考えたら、延期するなら、具体的な案を提示してから延期しないと選手達は不安で仕方ないはず!

コロナで確かに試合が無くなって大変なのは分かるが、果たしてプロテストを延期する必要があったのか?

因みに男子はプロテストは行われる。

それとは別でLPGAティーチングライセンス取得者はQTの受験が認められる。

あなた達は一体どうしたいの?
ティーチングライセンスとツアーライセンスは全く職業が違う。

何故ティーチングプロには受験資格があり、ツアーでこれから活躍したいと頑張ってる子達には受験資格が無いのか?

過去に調べた事がある。アマチュアでレギュラーのトーナメントを予選通過した事がある選手の数を、当時その数33名だった!

しかも同世代である!
ツアーで予選突破出来るくらいの実力のあるアマチュアが毎年20名しかプロになれない!

昨年、教え子の高木優奈がステップアップツアーで優勝した際、優勝インタビューで「今年の目標はプロテストに合格する事です!」と言った。

プロの試合で優勝した選手が、優勝インタビューで目標はプロテスト合格?

このインタビューに多くの人が首を傾げたと思う。

私は内心、良く言ったと思った!
何故ならプロテスト合格してなくてもプロの試合で優勝出来る実力がある選手が居るんだということを証明してくれたからだ!

要するプロでもなければアマチュアでもない、中途半端な立場!

その子がティーチングライセンス受験を申し込みしたいと連絡があった。

もちろん彼女にプロテスト合格する力が無いわけではない!先日行われた日本女子オープン予選で、プロ達を相手にぶっちぎりでトップ通過してる。

確かに若い子達はプロテスト合格20名という狭き門を突破しなければ受けられないQTより、
確実に3年でQTを受験する事が出来る
ティーチングライセンス取得する為に申し込みをする気持ちも分かる。

当然ティーチングなんかするつもりもない選手がほとんどだ。

このように門戸を狭くして、既存の会員を守るだけのルール改正は、LPGAが言うような世界に通用するツアー作りに果たしてなるのだろうか?

私は衰退するしかないルール改正だと思う。

日系アメリカ人のコリン森川選手が全米プロゴルフ選手権で優勝した!
昨年は渋野日向子選手が全英女子オープンで優勝した。
日本人でも海外メジャーで通用するということを示してくれた。そんな中、協会は相変わらず保守的で、グローバルからは、かけ離れてる世界に進んで行くのではないかと、心配で仕方がない‼️

三觜喜一