週末、高尾山に程近いお寺で、『薪で湯がく親子手打ちうどんの会』に参加。
講師は、岡山百姓屋敷わらの船越耕太さん。(ご夫婦の息子さん)
そして、相棒の山ちゃん。
多くのうどん嫌いの人が、このうどんを食べて一変するという。かつてうどん嫌いだった山ちゃんも、このうどんに出合い、今ではうどん打ちのスペシャリスト。本場四国からも注文がある程とか。
100人近い参加者に、丁寧に作り方を教えてくださる一方で、子供達にも自由に触れさせてくれる。汚れた手で触ってはだめ、など言いがちな台詞は一切ない。
まずは楽しむ事を第一にという思いが伝わる。
触れて感じて、観じる。
だから、子供達は夢中で取り組む。気がつけば全身粉だらけ!
お堂の中で、交代交代に粉を混ぜ、足で踏み、切り…。
薪で炊いた大きなお釜でうどんが茹であがるまで、子供達はお寺中を走り回る。
お寺の鐘も突き放題。
本当は色々な制約があるであろう場所で、 主催してくれたお寺の娘さんも、講師の二人も 子供達の笑顔を最優先してくれる。そんな自由な空間で解放された子供達は、お寺にあるものに目を輝かせながら、夢中で遊ぶ。その姿に、見守る大人達も自然と笑顔になる。
そして、そんな場だからこそ、子供は子供で自然と秩序を守り、大きい子は小さな子を助けながら、共に触れ合う。
うどんは、もちろん最高の味。
出汁でなく、味を一切つけない茹で汁でまずは味わってと言われ…
本当に美味しい!!
その後はお好みで、薬味と醤油でいただく。
庭はおかわりの列が絶えず、息子は三杯も!
一杯のうどん。
素材が良いから美味しいとは少し異なる。
相手の笑顔がみたい、そして、一つ一つの食材、道具、あらゆるものに感謝し、幸せな気持ちで触れるからこその、豊かな味。想いは全てに伝わると改めて教えていただいた。
こういう体験が子供の未来を創る礎になると思った。頭で理解できなくとも、身体で観じきった一日。
実は朝、親子ケンカをして駅まで向かった。
でも、帰りはいつの間にか手を繋いで、一緒に鼻唄を。
そして、突然息子が『ママ、今朝はごめんね』と。
大好きな息子と、毎日当たり前にいられる事に、心からありがとうと思えた。
全身全霊で伝えてくださった皆さんに、感謝の気持ちでいっぱい。
息子は帰宅後、ものの数分で夢の中へ。気がつけば、喘息気味で咳込んでいたのに、今日はほとんどしていない♪
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