もうアイドルちゃんの現場にしばらく行ってない。
最後は8月の超暑いある土曜日、TL・BLコミックの売れ線作品を世に送り続けるカリスマ編集者と出かけた原宿のベルエポックなんちゃらとかいう専門学校での対バンライブ。
#ドルーチェさんというアイドルさん予約で行きました。
この日はもう暑くて暑くて。
こんな日はアルコールがないと寸分も生きていられないたちなのでビール売店を探すもここは教育関連施設。タバコも吸えず、最悪ななかで過ごした夏の思い出です。
今年は海外と自宅兼事務所、あとは某テレビ局と大手芸能プロを行ったり来たりしてるだけの生活だったなぁーと早くも2016年を振り返っている次第です。
いま、某局で放送されている話題のドラマに関係する仕事をしていまして、それと同時に某深夜ドラマ用の脚本作りも並行して行う、この一見超儲かっていそうな売れっ子な僕でも、このへんからのギャラは雀の涙にしかならないんです。
じゃあ、なぜそういった仕事をする?
僕にとって、芸能関係からいただくお仕事は、そりゃもう、「リハビリ」でしかないわけです。
おそろしく教育レベルの低い、知性の欠片もない、でも忍耐と根気と労働時間だけは他業種に絶対負けないという獣のような連中と仕事をすることはずばり言って苦痛です。
対価も低いです。
ぼくのクライアントの序列からすると、エロ本出版社以下。
でも、こういった肉食系の連中にたまにコキ使われるのって、自分の仕事スキルを再確認する場面でもあるわけです。
普段、だらけ切った生活で年収数千万円もらった生活をしていると、自分がとてつもないクズに思えてきてしまうわけです。
自宅から出るのは散歩のときだけで、あとはソファで横になって好きな映画見てるだけの毎日。
もちろん、いろいろパソコンでカチャカチャしてるんだけど、一日の仕事時間の合計でいえば3時間程度。
こんな怠惰な生活でいいのか?と自分の拳を握りながら思うわけです。
敬愛する極真の大山館長が晩年、自分の拳を見つめながら、「まだ空手の握り方がわからない」と言われたように、忙しいと超フャックだけど、余裕があると自分の怠惰な生活に不安になるという、とことん小市民な自分に嫌になるわけです。
自分の仕事の社会貢献度、労働力はコンビニ定員にも劣ると。コンビニ店員さんが気を悪くしたらゴメンナサイ。
だから、生活は十分できるから、辛い思いまでして芸能関係の仕事をする必要はこれっぽっちもないんですが、まあ依頼があれば受けることが多いわけです。
2~3年に一回なら悪くないかなと。
正直、そんなもんです。芸能関係の仕事なんて。
そんな怠惰な自分のリハビリのために、テレビ局や芸能プロと仕事をたまにしている僕が考える、「フリーランスのクリエイターが芸能プロダクションと仕事をしていて辛いこと」を挙げてみました。
①日曜日も電話ががんがん入る
②タレントさんの都合ですべてがひっくり返る
③テレビ局社員のITスキルが驚くほど低い
④ギャラが安い
⑤無理難題が多い
⑥スケジュール管理能力がない
⑦外注は奴隷
⑧すぐ呼びつける
⑨自分の社内の人間関係に敏感すぎて疲れる
⑩みんな口が軽い