この度ブレーキワイヤーを交換したので、こぎれいに巻くための小技を公開しようと思う。




バーテープを選ぶ


バーテープは好みだが、汗が腕を伝うような季節にスエード状のものは勧めない。水気を吸ってとても気持ち悪い思いをする。小生は長年シンプルにレザーを愛用していたが、一度試しで使ったゴム系のものが意外に良くて、今はゴム派である。

ただ、同じゴムでも製品によってかなり触り心地が変わって来る。色々試したが柔らかすぎたりねっちゃりしたものは苦手で、現在はFIZIKに落ち着いている。

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今回は家にストックがあったので2mm厚のスーパーライトを使用した。2つの違いは溝の面積とロゴの有無だけだが、握り心地は平面が多い方が好み。右のものはゴワゴワして好むところではない(では何故買ったのか)。

2mm厚のスーパーライトは仕上がりが少々細くなり、
スプリント時など少々頼りないので個人的には2.5mmのエンデュランスや3mmのパフォーマンスの方が好きである。

ただ、3mmのパフォーマンスのタッキー(ゴム)はかなり仕上がりが太くなるので2.5mmエンデュランスタッキーが幅広くオススメである。
FIZIKは厚いものでも適度に固く、ふわふわしないのでスプリント時なども握り易い。




巻き始め


SINGOMAN式の最大の特徴は巻き始めにある。

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先ず右ハンドルを巻くなら、最初はこの方向にカットする。斜めの方向に注意。更に先端は尖らせず真横にカットする。


そして上から1cm程余らせて巻き始める。
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方向に注意。切断していない方がエンド側だ。切断面うをエンド側にすると、分厚いのでエンドキャップが入れ難く、仕上がりが悪くなる。

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しっかり引っ張りながら一周させるとエンドがこのように尻窄みになる。

そのまま1/3づつ重ねる感じで巻いていく。片側のロゴが少しだけ見えたりすると見栄えがわるくなるので、しっかり隠すのがロゴ入りをキレイに巻くコツ。




ブラケット


最大の難関がブラケット。ここにはこのような切れ端を用意。斜めの方向に注意。

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カンパはブラケットフードが短くここを隙間無く仕上げるのが難しい。

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外側はブラケットにやや覆い被さるように。バーテープの両面テープは粘着力が弱いので、強力な両面テープを使えば作業が楽である。

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バーテープは左上がりで来たが、切れ端は右上がりでクロスさせるように巻く。

ちなみに配線やケーブルを固定している黄色いテープはマスキングテープ。簡単に剥がせるし、剥がした時ノリが残らないのが良い。
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これでフードを掛ければ、

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内も外も隙間が出来ずに巻ける。ちなみにシマノはブラケット横の三角をもっと小さく巻けるので、うまくやれば切れ端無しでも隙間無く巻ける。


小生は水平部分を握らないので肩まで巻いて終わりだが、どこまで巻くかは好みである。

巻き終わりの切り方はバーエンドのように逆にぜずまっすぐ尖らして切る。

止めのテープは巻き終わりが下で終えるように貼ると後から剥がれて来ない。

このテープもまたやや伸ばしながら張るのだが、最後の3センチ位は伸ばさず張ると剥がれ難い。

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エンドキャップを付けて完成。今回使用したエンドキャップはビアンキのもの。

ロゴ入りは派手なセンプレには良く似合ったがシンプルなリッシマさんには少々目にうるさい。次はロゴナシのエンデュランスにしよう。


今回使用したバーテープ。リッシマさんとの相性はイマイチだったが似合うバイクにはホント似合う。
ブレーキワイヤーについても書こうと思ったが画像が貼れなくなってしまったので次回に。