たぶんかなり昔からあった食いしばりと歯ぎしりにより摩耗した奥歯が割れました。


じゃがりこを食べてました。


九州醤油味でした。


ジャリってなって、じゃがりこだし、なるか〜って思ってたらどうやら治療した奥歯のコーティングがかけたその破片だったようです。


それでも僕は九州醤油味のじゃがりこを食べ続けます。



こないだ眠れなさ過ぎてYouTubeの名作落語を聞いてたんですけども、今は亡き桂歌丸さんの40代後半〜50歳くらいの時のが上がってまして、歌丸さんの落語ってホントお洒落だよな〜と。


落語家の全盛期は50代と言ったのは確か歌丸さんだと思ったんですけど、40をこえてやっと声がのってくるんだと。

そして古典も創作も自分の色を持って説得力のある噺ができるのが50代頃なのでしょうね。


そんなことぼんやり思い出しつつ、お化け屋敷を聞き終えて「ふふふっ」とほくそ笑みながらYouTubeのコメント欄を見ましたら、


「歌丸は下手」

「円楽には勝てない」

「ホントこいつダメ」


的なコメントが…!


え〜〜〜。

お前の感性イカれてんなぁ🦑🦑🦑🦑と。


歌丸さんって横浜の人なんですよ、だから若かりし時に自身で「自分は東京で生まれ育っていないから江戸っ子にはなれない」と悟り、それならばと“浜っ子”として落語をやってるんです。


だから噺の中で出てくるチャキチャキ江戸っ子キャラの表現は東京(江戸)を知らない地方の人間がイメージするようなキャラクター表現になってる。


あれもたぶん意識されてたんでしょうけども、そういうのって王道の江戸前落語(落語における王道の定義は面倒なことになるので割愛)しか聞いてないと違和感があるのだろうなと、それが落語が下手だって話になっちゃうんでしょうな。


私だって幼少期は江戸落語しか聞いてないし春風亭小朝師匠大好きキッズでしたから、コテコテな関西弁の上方落語は全然耳に入らなかったですから。

(面白いもので漫才はオール阪神・巨人大好きキッズだったので一時期は関西弁じゃないと嫌だった)


でもやっぱり三代目米朝の噺を何度かラジオで聞いた時に「お洒落な声」だなぁって感じて、そのうちに上方落語も好きになっちゃったんですね。


そして三代目桂米朝も生まれは関西ではなく、中国という。


1人きりで舞台に立ち、何かをやる時ってのは細胞のひとつひとつ、その人の人生のあらゆる出来事、時間、深みが現れちゃうのでしょうな。