4月28日(金)
神戸市内の障害者福祉サービスで、第6回目の「こころを育てる絵本の読み聞かせ会」をしてきました

この日は↓↓こちら↓↓の5冊を選本し、みなさんに聞いていただきました

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「ちいさい おうち」

(バージニア・リー・バートン 絵と文/石井桃子 訳/岩波書店)

「りんごとちょう」 (イエラ・マリ エンゾ・マリ 作/ほるぷ出版)

「すてきな 三にんぐみ」

(トミー・アンゲラー 作/いまえよしとも 訳/偕成社)

「サンカクノニホン 6852の日本島物語」 (伊勢華子 写真・文/ポプラ社)

「たいせつなこと」(マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/レナード・ワイスガード絵/うちだややこ 訳/フレーベル館)



50年以上も読み継がれてきた物語絵本の古典の「ちいさい おうち」は、目には見えない「時間」が、子どもにも目に見えるように理解できるそんな奇跡のような絵本です


読んだ後、豊かな表現で描かれた絵が、しっかりと時の流れを伝えてくれていることや、この絵本を書いたバージニア・リー・バートンさんの想像力と表現力の素晴らしさなど、みなさんがいろんな感想を聞かせてくださいました。

そして、そのみなさんのお話しから、私も新たな気付きを見つけることができました




文字のない絵本の「りんごとちょう」はりんごの中の虫はどこからやってくるの?…という素朴な疑問に絵だけで答えてくれる、すばらしい知識絵本


お花の図を持って行き、花托がどこかを説明したりして、「そうだったんだぁー」とみんなでひたすら感心




「すてきな 三にんぐみ」は、お話の前半部分は不気味さが強調されているのに、後半部分はお話の展開にわくわくして、心が温まる絵本


おそろしい泥棒たちが孤児を救うという設定に、障害者福祉サービスの指導員さんたちが、「まるでうちの代表みたい!」と、この「すてきな 三にんぐみ」をとても気に入ってくれました




自然・文化・暮らしを描いた写真絵本の「サンカクノニホン 6852の日本島物語」は豊かな日本を再発見できる楽しくてステキな絵本

 

日本にはこんなにもたくさんの島があって、知らない島もまだまだたくさんあるんだと、みなさんと一緒に驚き楽しむことができました




「たいせつなこと」は、優しく美しい絵と、丁寧できれいな言葉が心地よくて、私自身もじっくり味わいながら読ませていただきました





指導員Eさんの息子くん→Sくんが、この日の読み聞かせ会に、2回目の参加で、学校帰りに来てくれていました

「ちいさいおうち」が丘の上にお引越しをした時の、彼の「よかったなぁー」とつぶやいた一言が、私の心をキューーーーンとさせてくれました

「ちいさいおうち」の気持ちになって、絵本を楽しんでくれていたんですね


参加者さんみなさんが熱心に聴いてくださったおかげで、大人も子どもも、一緒に楽しむことができた読み聞かせ会になりました



この日の読み聞かせ会のことを、障害者福祉サービス いっぽさんのブログでもチラッとご紹介くださっています





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