7/9 蒸し暑く小雨の降る中、あつぎこどもの森公園7月の植物モニタリングを行いました。


梅雨らしい陽気に、大きいものから、砂粒くらいの小さいものまで沢山のカタツムリが目に付きました。
中でも、曇り空にレモン色の小型のカタツムリが目をひきます。
【コハクオナジマイマイ】
と言って九州の方に生息していたカタツムリだそうですが、最近、荻野のいろいろな場所で見ることが出来ます。
私の記憶の中では、8年くらい前に初めて見て、今のようにあちこちには居ず、綺麗な珍しいカタツムリだな〜と、こども達と調べ、遠く九州から来た事にも驚きました。
野菜などが地場だけではなく全国から流通するようになったためだと言われています。
茶系のいわゆるカタツムリも、こどもの森公園には右巻、左巻両方生息しているので、ぜひ観察してみてください😉。
(雑菌を持っていることがありますので、触った後は必ず手を洗ってくださいね。)



細くコケのようなものから、ノートくらいの大きさがあるものまでキノコも沢山見ることができます。


コモチシダの子どもたちも元気にぴょこぴょこと出ていました。


青グリの実、


オカトラノオの白い花、
ネムの木の花も満開です。


森のネムの木は大きなものが多いので、落ちた地面の方を見るとピンク色の房のような美しい花の色がよくわかります。
クヌギの丘には珍しい
コバノカモメヅルもボルドー色の星型の花を咲かせています。


同じ弦で、アメリカネナシカズラという黄色い投網のような寄生植物も見られました。


こちらは、葉緑素を持たず、他の植物から栄養を奪ってすぐに増えてしまうため駆除の対象になっています。
何回か前に、神奈川でも被害が広がるナラ枯れの木々のお話しをしましたが、しばらく前から黒いビニールで巻かれたナラの木を森で見る方もいらっしゃったと思います。
こちら、キクイムシの薬を入れ、養生中の木になります。
どうぞ、ビニールを剥がしたり、破いたりせず、これからの森のため温かく見守ってください。


午後からは、先月採取した植物標本作りをしました。
今回は、100年持つように(!)専用のコテとテープで貼り付けました。
データの整理ができましたら、だんだんと一般公開もしていけたら良いなと考えております。


この陽気、ヒルも大変元気です😫
足元お気をつけて、くっつかれたら無理に剥がさず、園内各所に設置してありますヒルポストの塩をお使いください。

✩蔓延防止措置、山ヒルなど施設情報を、ホームページなどでご確認の上お出かけください。
✩一緒に企画活動できる、イベントに参加して楽しめる、参加会員や御家族大募集しております!
草木標本作りや植物モニタリングにご興味ある方も、里山の維持管理にご興味ある方も、お子様とイベントに参加してみたい方、
いろいろな参加方法があります。
詳しくは、#あつぎこどもの森クラブ へ
https://atsugikodomonomori.com/club/