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これは問題作でした、悪い意味で(笑)

ヒトvsグールってシンプルながらシリアスなシナリオだから、作品の魅せ場は格闘シーンをはじめとした作画ありきだったのに。時々凄く荒れて拍子抜け。あれは凄くいただけなかった。

褒めたいのは演出。規制も煩いだろうに、上手いこと「痛み」や「強さ」を表現されていたのは天晴れ。
その点は「ダンディズム」や「セクシー」についてもまた然りで、黒狗さんの「私の為に死になさい」や「このヒトっコロ」、「ワンワン」のセリフの度にエクスタシーだった。役者さんたちも良かったんだよなあ。

それよりなによりクソミソ言ってやりたかったのは、OP&EDの両テーマの酷さ。ああも簡単に「死ぬ」つーワードをホイホイ使うんじゃないよ!変なとこだけストレートな表現で、それがまた最もタブーな「死ぬ」のバーゲンさあ。せっかく曲調や作品本編が渋くても、「ガキ向けかよ」ってドンと興醒めした。アニメを観てて初めてかな?ってくらいムカついた。

エンディングは「うそだろー」って、これまた悪い意味で感情を揺さぶられたし。人の気持ちを盛り上げるだけ盛り上げて、結局ドン底に落とすの繰り返し。続編があっても、もう観なくていいや。
60点。