「かくりよの宿飯」65点。
若干面白シナリオは面白いものの、凡庸なキャラとクソ設定。それをGONZOのクソ作画で仕上げてあるので、終始不快感が伴う胃もたれ作品だった。役者陣がいまいちノリきれていない印象も強く、作画だけでなく他のレベルも低い会社なのだなと、GONZOヘイトは確固たるものへ。

「パンチライン」90点。
素晴らしかった!文句の見当たらないハイクォリティ作品で、それまで苦手としていたタイムリープ要素すら価値観が改まったほど。欲を言えばもう少し笑いのエッセンスが欲しかったのと、残念ながら美菜ちゃんの役不足感が惜しかった。「MAPPA」これゲームも絶対面白いやつじゃん。

「棺姫のチャイカ」70点。
「アウトブレイクカンパニー」と同じ原作者の作品と知り視聴したが、シリアス展開にイマイチついていけなかった。チャイカは可愛かったのだが。2期もあるようだが、これはもういいかな。やはりユーモアを盛ってくれれば作品全体のレベルが格段に上がったと思うのだが、時代かね。

「ツルネ」80点。
今頃視聴した警戒作。京アニフリークの信念を揺るがせてくれた「Free!」のホモホモしさに怯えていたのだが、いい加減腹を括って。危惧していた事が若干鼻についた点、またストーリーのドラマ性に少々物足りなさを感じつつも、安定のハイカロリー作画と演出、音響で魅せてくれた。

「デス・パレード」80点。
得意でないシリアスムードが充満しつつも、テーマはシンプルで観易かった。種ちゃんの演技力が炸裂していたのもあって、総じて高得点圏内に。あれだけ雰囲気を作れるレベルなら、変な小技はもうちょっと控えた方が完成度に直結したかも。最終話はなかなか泣かされたぞ。

「Re:CREATORS」85点。
個人的にずっと懐疑的だった悲劇の存在意義が、しっかりと府に落ちる説得力を持った作品だった。創作者もオタクも一度は観た方がいい。只の創作ファンとしては、創造主の深い愛情を感じる度に涙を禁じ得なかった。中盤多少の間延び感があったが、メテオラが可愛かったのでオーライ。

「球詠」55点。
これはひどい。終始安定したクソ作画で、完全なる「きらら作品」の面汚し。しかしクソ過ぎるが故に、「シンデレラナイン」は挫折したのにコチラは完走できた妙。題材は面白いと思うのに、どうして女子野球アニメはつまらないのか。そこそこ良かった「大正野球娘」を越える作品が無いね。

「言霊少女」80点。
ギャグ1:退屈9でスタートしどうなる事かと思ったが、なにしろ1話のOP曲で掴まれてしまったので静観。6話を過ぎたあたりから謎の味わいを感じてしまい、最終話などちょっと泣けたほどに。キャスト達のマルチスキルが素晴らしく、ラップファンとしても見応え充分。斬新だった。

「フレームアームガールズ」75点。
これは複合的にフェティシズムを煽りまくる、ある種の特化型アニメ。萌え、ロリっ子、縞パン要素にはヤラれたが、メインのミリタリーやプラモ要素に興味が薄かった事は残念。そんな僕が強烈に得たものと言えば、バーゼたんが可愛いという事。他については、まあそれほどでもなく。

「かくしごと」80点。
想定外だったりえりーの幼な声が炸裂しまくりでハアハア。そんな姫ちゃんをはじめとした女性陣cvは満足度の高いものだったが、今まで「絶望先生」を避けていた理由でもある「シャフト&神谷」に感じる苦手意識を再確認してしまい。ただ最終話は爽やかに着地したので、結果オーライです。

コロナにより視聴ペースを大きく崩された春期も、クリエイティブな作品に多く出会えたことで穏やかに乗り切れた感じ。アニメ界の懐の深さに救われたよ。
そんな春アニメのド本命だった「放課後ていぼう日誌」への再開とか、まだまだ楽しみストックがあることの幸せよ!