1mm happiness




■basic date■


清原明音(きよはらあかね)
生年月日:1988年6月10日 23歳
所属:大阪芸術大学
   NPO法人「超」∞大学関西代表



■questions■


1、現在取り組んでいる活動

抽象的になりますが、「人生の旅」です。
具体的に今やってることは、平日の昼間はカメラ関係の仕事、夜はピアノ演奏の仕事、そして休日は所属団体のイベントやMT、またはイベントの撮影をしています。

けれど私は、1つのイメージに留まり続けるのではなく、常に移り変わってゆきたいと思っているので、具体的に「これをしている」というよりは、「人生を旅してます」と言いたいんです。

一年後、数年後、数十年後の未来に私が何をしてるかはわからないし、今とはまた違うことに挑戦していると思います。

そのときも私は、今と変わらず「旅」をしていると言うでしょう。



2、モットーや信念

私は、「進化でもなく、退化でもない、変化をし続けていたい」という言葉を胸に生きています。
私は、「進化」と「退化」は表裏一体だと思っています。
それは、何かができるようになるということは、何かがおろそかになったり、どこかで何らかのひずみが出るものだと思ってるからです。

だから私は、「進化」や「退化」ではなく、「変化」を遂げていたい。
まだ自分の中にたくさんの可能性が秘められてると思うから、私は常に挑戦し続け、変わり続けていたいのです。



3、自分の好きなところと嫌いなところ


私は、好きなところも嫌いなところも同じで「人間らしい」ところですね。
私は適当でめんどくさがり。一方で負けず嫌いだったりする一面もあります。
昔は自分の弱い面が嫌いで、そんな自分を認めたくない、受け入れたくないと目を背けていました。
けれど、それも「人間らしさ」なんですよね。そんな部分もひっくるめて自分を愛したいと思えるようになりました。
完璧じゃないから素敵。自分の好きなところとも嫌いなところとも、向き合っていきたいです.。


4、自分を漢字一文字で表すなら?

「明」だと思います。自分の名前の漢字でもありますが、ただ単に「明るい」という意味ではなく、私は「太陽と月」の意味で捉えています。
私は太陽のような強さも、月のような儚さも、どちらも備え持っているからです。



5、人生のターニングポイント

(1)高1のとき、本気で人を愛したこと
この恋愛は、私の人生観に衝撃を与えました。
結局この恋は最後まで叶わなかったんですが、たくさんのことを学ばされました。
この人との出逢いのおかげで、私は本当の自分に出逢えたんです。


(2)高3のとき、ソウルメイトに出逢えたこと
“ソウルメイト”とは「恋人」や「パートナー」のことだけだと勘違いしている方がいますが、それは違います。
“ソウルメイト”とは、「やっとそろった自分」というような存在なんです。
出逢った瞬間、私たちは互いに「やっと出逢えた」という感覚で、惹き寄せられるオーラをお互いが認識しました。
お互いが絶対的な信頼感を抱いていますし、ずっと一緒に生きていくんだという確信があります。
彼に出逢えて、自分の夢や生き方が定まり、未来が見え始めました。
私の未来にも、来世にも、彼の存在は絶対的にあります。
彼に出逢えたことは「奇跡」で「運命」なんです。



(3)「超」∞大学に出逢えたこと
実は私は20歳の頃、ひきこもりだったんです。人間関係や自分の将来に悩み、ごはんも食べれず、ベッドから出られない日々が続きました。
唯一してたことは、ただmixiを眺めること。
そんなときたまたま辿りついたのが、NPO法人「超」∞大学学長の松永真樹さんのプロフィールでした。
突飛なプロフィールを、「なんだこの人」と思いながらも見ていたら、「『超』就活セミナー開催」の文字が。
きっと、私の中に「変わりたい」「このままじゃいやだ」という思いがあったからでしょう。
その告知文に不思議と惹かれ、セミナーへの参加を決めました。

セミナーにいくと、たくさんの仲間に出逢えました。そこには、みんなが自分を受け入れてくれる素敵な空間が広がっていました。
「この空間で生きていきたい」
そう思った瞬間、スタッフになり、その後代表となり、活動を続けていく中でたくさんの仲間や自分にプラスの影響を与えてくれる方々に出逢うことができました。
「私の人生がやっと始まった」
そう思えました。

私はいままで「友達」はいたけど、「仲間」はいなかったんです。
そんな私でしたが、∞で同じ目的を一緒に見つめあえる仲間に出逢えました。
∞は、私の本当の居場所であり、何よりもの生きがいであり、元気の源です。



6、落ち込んだときの対処法


私は落ち込んだときや病んだ時は、その感情とひたすら向き合います。
そして夜中にひたすらペンを走らせ、小説を書くのです。


以前ひきこもってるときに、小説を読んで本に救われました。
それから、落ち込んだときは暗い想いを文字にして表し、感情を発散しています。


感情ととことん向き合い続けたら、自分を客観的に見ることができるようになるし、頭や心の整理ができます。
書くことで、自分の中から負の感情を取り出すんです。
今日感じた暗い気持ちは、今日書きつづって吐き出し、また新しい明日を迎えるんです。
マイナスな感情さえも、小説執筆に利用することで、ひとつの「作品」に変わります。

私は将来、ゆくゆくは小説家になりたいのですが、暗い気持ちを持ち続けていないと執筆は進まないので、もしかしたら仕事にするのは厳しいかもしれません(笑)
最近は幸せばかり感じているので、全然小説が書けません(笑)。



7、好きな本


・高橋 歩「毎日が冒険」
読んだ後、「自分ゆっくりしてられへん!」と思いました。
彼の自由な生き方が衝撃で、同時に悔しさも感じました。
今でも時々読み返しては、「今この状況で歩さんならこうするはず!」と置き換えて考えたりもしています。

・金原ひとみ「蛇にピアス」
私が本にハマり始めたきっかけの一冊です。
万人受けしない内容で、この本にハマって自分のマニアックさに気付きました(笑)。
金原ひとみさんの表現力には、本当に圧倒されましたね。


・天埜裕文「灰色猫のフィルム」
私はこの小説を読んで、「小説家になりたい」と思い始めました。
殺人犯が逃走する話なのですが、これもマニアックで一般ウケしない内容です(笑)
でも私は、この本に出逢えて人生が変わりました。今でも読み返すと、初心に還れます。


私は、ストーリーの内容よりも文章力や表現力で魅せる純文学が好きなので、自分もそれを書きたいと思っています。



8、明日死ぬとしたら何をする?

ありきたりかもしれないけれど、愛する人すべてに「ありがとう」と伝えたいです。
幸い、私の周りには大切な人が周りに溢れていて、24時間では「ありがとう」を伝えきれないかもしれません。
それが、すごくうれしくて幸せなことだなあと思います。



9、憧れの人は?


・綾戸智絵さん
音楽家としてだけでなく、生き方に惹かれます。波瀾万丈なんですが、どんな壁も乗り越えていくんです。
この人の人間性には、ずっと憧れています。


・夏木マリさん
自自身のしたいことやスタイルを理解してるため、行動に迷いが無いところがカッコいいです。
こんな凛とした女性になりたいと、いつも思っています。


・草間彌生さん
かなり個性的な方なんですが、自分の変わってる部分を芸術というツールを使って昇華できているところに憧れます。
たぶん彼女は世間体などを気にせず、自分の感情にとても正直に生きているんです。
芸術家としても人間としても、本当にカッコいいと思います。

私は普段から、憧れの対象は必ずと言ってもいいほど女性なんです。
そして惹かれる部分は、何より「生き方」。


ガムシャラで何かに夢中になってる人や、性別にこだわらず“人間”として生きている女性に憧れを抱きます。



10、やりたいこと、成し遂げたいこと、夢、将来のビジョンなど


たくさんのことに挑戦して自分を表現し続けたい。
仲間とずっと笑い合って生きていきたい。
大切な人に「ありがとう」を伝え続けたい。
自分自身が変化し続けたい。


私は常に「いろんなところに行きたい」「いろんな人に出逢いたい」「いろんなことに挑戦したい」と思っています。
それはすべて、私の「生き方を芸術作品に」という夢につながるんです。


いろんなアートに触れて、
いろんな人に出逢って、
いろんな景色を見て、
いろんな音を聴いて、


全部が吸収されて、人生全体が色づき、芸術作品になっていくんです。

この芸術作品が完成するのはたぶん、私が死ぬときでしょう。
命の終わりを迎えるとき、自分自身が色鮮やかな作品になっていたいです。




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【About you】♯001 清原明音

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facebook・・・akanekiyohara


■my note■

「超」∞大学の代表と副代表としてたくさん同じ時間を過ごしてきたため、普段の感覚で臨むとどこか気恥ずかしく、「ちゃんとインタビューらしくしたいし、こっちのほうが自然に答えられる」と、インタビュー全編互いに敬語で貫き通した私たち。笑


身近な存在で知っていることも多いけれど、こうやって改めてインタビューをすると、新しい発見や偉大さの再認識に満ちていた。


オーラ。
カリスマ性。
包容力。
愛情。
ものすごいリーダーシップに溢れ、常にメンバーに慕われ、愛され、憧れられている明音さん。


その人望と、全身から滲み出る深みのある人間性は、これまでの様々な経験、そして毎回それらに真っ正面から向き合ってきたからこそ持てたものなのだろう。
改めて、これからも彼女という憧れの存在の背中を追っていたいと感じた。


「ART IS LIFE」を自身のキャッチコピーに掲げる彼女。
常に理想を掲げ、夢を抱き、言行一致で真っ直ぐ進み続ける彼女の姿からは目が離せない。
そして今後も、多くの人が“清原明音”という“芸術作品”に魅了されることだろう。


彼女の眼差しは、確かに輝く未来をしっかりと見据えていた。