1mm happiness


■basic date■


名前:長尾理世(ながおりよ)
生年月日:1989年6月7日 22歳
所属:滋賀県立大学
   NPO法人「超」∞大学関西スタッフ



■questions■


1、現在取り組んでいる活動


卒論、バイト、∞の活動、そして1%くらい国試の勉強かな(笑)!
卒論のテーマは、「ニューカマーの在日韓国人が日本の医療機関を受診した際に抱える不安や困難さの現状について」。
このテーマにした理由は、韓国で自分が受診したときに困った経験が考えるきっかけになったのと、卒論にどうしても韓国語を使いたかったから。



2、モットーや信念


「『やりたい』って思ったことはガマンしない」こと。
人間100%時間を使ってるわけじゃない。
私の場合、きっと一つのことに費やす時間なんて1日10%くらいじゃないかな。
だから私は、やりたいことを詰め込んだら詰め込んだだけ充実すると思ってる。
人に「やりなさい」と言われてもやる気が起きないけど、今まで自分で「やろう!」と思ってきたことは全部やってきた。



3、自分の好きなところと嫌いなところ


好きなところは、人目を気にして発言を躊躇したりせず自分を曲げないところと、2の質問にも通ずるけどやりたいことは全部やるところ。
嫌いなところは、〆切は守るけど〆切の3時間前くらいから物事を始めること(笑)テスト勉強もそうだったし、この前の卒論の中間提出もそうだった・・・(笑)。



4、自分を漢字一文字で表すなら?


名前に含まれている「理」という字。
私はなんやかんや言って、理屈っぽいし考え方が理系寄り。
母が私の名前を付けてくれたんだけど、そこには「理性」や「真理」の「理」というように、「知的な子に育ってほしい」というような願いが込められているみたい。
父は「理世」という名前を初めて見たときに「理想の世だ」と感じたみたい。

名前の通り、たくさんの人に支えられて、良い人たちに巡り合えて、自分の好きなことができて、まさに理想の世に生きている。
あとは、母の想いを体現できるようにならないと(笑)



5、人生のターニングポイント


(1)中2のときに冬ソナを見たこと
私の中で、初めて外国の文化に触れたのが、ドラマ「冬のソナタ」だった。

韓国語の発音が新鮮で心地よかった。
そして何よりチェ・ジウが可愛くてたまらなかった!
このドラマをきっかけに韓国に興味が湧き、どんどん惹かれていった。
初めて冬ソナを見てから約10年、これを軸に韓国語を独学で習得し、国際交流の会合に足を運んだり、韓国語喫茶などに行くことで、国籍や年代の違う友達ができたり、何度も韓国へ旅行に行ったり、短期留学/初めての一人暮らしも経験したりした。
それまで興味の無かった美容や食事の栄養面を考えるようになったのも韓国に興味が湧いたから。


(2)高校の時に入院したこと
小学生の頃から兆候はあったんだけど、高校生のときに「モヤモヤ病」という脳の病気を発症して入院することになった。
手術して症状は改善する病気ではあったんだけど、治るまでの過程にしんどい時期があったりして心細かった。

そんなとき、テキパキ働き患者さんを支える看護師さんを見て、単純に「カッコいいな」と思った。
また、たくさんの安心感も与えてくれた。

安心感を与えられる仕事っていいなって思った。

そのとき抱いた憧れの気持ちと、しゃべる、見る、動かす、歩く、書く、掴むなどのあらゆる身体の機能が思うようにならないという経験をして「こんな経験なんてなかなかできない。こういう気持ちがわかるのには意味があるのかもしれない。」という想いが、看護師になろうという思いのきっかけになった。


(3)「超」∞大学に出逢えたこと
私は、今年3月に起きた東日本大震災後の募金活動がきっかけで∞と出会った。
「誰が決めたのかもわからない常識に捉われたくない」という想いなど、元から∞に精通するものが自分の中にはあったのだと思う。だけど、何処かその想いに自信がなくて、自分だけが世間とは違った存在に思ってしまうことがよくあった。だけど、∞に出会って、マサキさんや、たくさんの仲間と過ごしていく中で、もともとあった自分の考えがより明確になり、そんな悩みが吹っ切れた。
吹っ切れたからこそ、枠にとらわれず、自分が「好き!」「やりたい!」って思ったことを今まで以上に躊躇なくおもいっきりやれるようになって、「やらなければならないこともちゃんとやらなきゃ!」と思えるようにもなった。



6、落ち込んだときの対処法


自分に非がある場合は、話すと恥ずかしいので、誰にも話さずすごい落ち込んで寝る。
寝て忘れる派(笑)。

自分にはもちろんだけど相手にも非がある場合は、母に話す。
母は、私が少しでも間違ってる場合は「違うんじゃない?」とはっきり言ってくれるし、そうじゃない場合は「別にいいやん。それくらいで人生終わらんし。そんなん気にしたってしょうがないやん。」って心が軽くなる言葉を掛けてくれる。
よくも悪くも、私の楽観主義は母からの遺伝(笑)。



7、好きな本

・やましたひでこ「断捨離」
私の所有欲のあり方を変えてくれた本。
ずっと片付けられなかった部屋が片付けられるようになったし、本当に大切なものだけを残せるようになった。
これは、物質面だけでなく気持ちの面にも通じて、「あれもしたい」「これもしたい」「あれも欲しい」「これも欲しい」というような邪念が無くなった。
人生に置いてもこの姿勢は同じだと思う。
「世間一般からズレたくないから」とか「人からカッコよく見られたいから」というような理由で何かをしようと思わなくなった。


・近藤麻理絵「人生がときめく片づけの魔法」
「断捨離」のより実践バージョン!って感じの本。


・野村武夫「ノーマライゼーションが生まれた国・デンマーク」
デンマークは収入の半分くらいが税金に取られるほど税金が高い国だけれど、その分医療・福祉・教育に関わる費用はすべて無償。
それで財政が成り立っているし、幸福度一位の国でもある。
日本は自由主義で夢を見れる社会ではあるけれど、競争社会だし「みんなの幸福」を考えたときに「?」が灯る国だとも思う。
デンマークの国のシステムは私にとって衝撃だったし、感動した。



8、明日死ぬとしたら何をする?


家族といつもの日常を過ごしたい。
母が作ってくれたおいしいごはんを食べて、母や父が何気ない会話をしているのを眺める。
兄は普段たいてい自分の部屋にこもってるんだけど、そのままでいい。
いてくれるだけでいい。
いつもの風景の中、家族との時間を大切にしたい。



9、憧れの人は?


・母
最も尊敬している人。
365日欠かさず運動したり、大学院の研究を全力でしたり、合格率25%の社会福祉士の試験に合格したり、パッチワークの大作を作ったりと自分でやると決めたことはすべて成し遂げる自己マネジメント力がすごい。
今はフリーランスで仕事を依頼されることが増えてるんだけど、常に120%の力を出しきって万全の準備をしている。
それでいて、父に甘える一面とか女性としての可愛さもあり、ユーモアがあり、何よりきれい!理想の女性。


・チェ・ジウ
一番の憧れの存在であり、永遠の目標。
髪型や化粧もついつい彼女の真似をしてしまう。
奉仕活動に継続的に取り組んだり、カリスマ性を持っていたりとか、そんな内面の美しさが外見の美しさにも表れている。


・マザーテレサ
絶対にこの人みたいにはなれないし、なりたいと思えるかもわからないけれど、とにかく「すごいな」と思う人。
あれだけ自分を捨てて人のために尽くせることができるなんて。
彼女のような存在があるから自分を戒められる。


10、やりたいこと、成し遂げたいこと、夢、将来のビジョンなど


卒業までにすることは、
・東北に行くこと
・日本一周
・六甲アイランド活性化プロジェクトでお化け屋敷のプロデュースをすること
・大切な仲間の住む沖縄に雪を降らせること

・全力で家族孝行。


今は目的を意識して何かをするんじゃなく、意味があるのかはわからないけど自分が「やりたい」と思って提案したことをやり遂げて実現までに持っていく過程にやりがいを感じるし、それが何より楽しい!


私は、4月から東京で看護師として働く。
けれど、改めて見つめなおしてみると「本当に自分はこの選択でよかったのかな?」「これが本当に自分の一番やりたいことなのかな?」と思ってしまうこともある。
でも、とりあえず働いてみたい。
4年間、看護の勉強をしてきて、内定を頂いたのだから、飛び込んでからまた考えたい。
私の中には、「医療のしくみを変えたい」「医療施設の雰囲気を変えたい」という想いがあるのも事実だから。


そんな中で、私の一番の夢は「子どもを産んで育てること」。
一番の夢だから、もちろん仕事よりも優先する。
普通に街にいる子どもでさえすごくかわいいんだから、自分の子どもなら間違いなく溺愛する(笑)。
よく「仕事と子育ての両立」という言葉を聞くけれど、私は「子育てが仕事」だと思ってる。
だって、子どもがこれからの未来を創っていくんだから。
だから簡単に人任せには出来ないし、自分が教育したいと思う。


誰かの役に立って生きていきたい。
私が生きることによって、少しでも多くの人が、楽しめたり笑顔になれたらいい。



1mm happiness



【About you】♯002 長尾理世


blog・・・http://ameblo.jp/riyonagao/
twitter・・・@RiyoNagao

facebook・・・Riyo Nagao

mixi→理世@the ideal world



■my note■


普段、∞唯一の小悪魔キャラとしてメンバー皆をメロメロにしてる理世さん。
誰もが理世さんとしゃべってるうちに自然と笑顔になる。
そんな心くすぶる癒しのスキルを持っている理世さん。


そんな理世さんは、オンオフの切り替えがとてもしっかりしている。
そして、しゃべっているととても頭がいいなと感じる。
論理的で、筋道が通っていて、わかりやすく話すのがうまい。


やりたいことがたくさんある。
目の前にある進むべき道が、本当に自分にとって一番ふさわしく幸せな道なのかわからない。


二人でゆっくり話していると、そんな彼女の迷いも感じられた。
それは、世間一般から見れば贅沢な悩みかもしれない。
しかし、常に自問自答を繰り返し高みを目指している理世さんゆえに抱く想いではなかろうか。


そして、私は確信を持って思った。
「理世さんなら、きっと、すべて実現していくだろう。」
「やりたいことにはとことん挑み、様々なものを追えば追うほど1つのものへのコミットも強くなるのでは?」と。


それは、いわゆる常識や彼女が感化された「断捨離」の考え方とは相反するものかもしれない。
けれど、私には常に多方面で活躍している未来の彼女の姿が鮮明に見えた。