1mm happiness




■basic date■

名前:塩田圭介(しおたけいすけ)
生年月日:1989年6月10日 22歳
所属:和歌山大学
   NPO法人「超」∞大学関西スタッフ


■questions■


1、現在取り組んでいる活動


具体的に言うと、就活・卒論・バイト探しですが、常にやっていることは“納得感”探しです。
僕は常に自分が納得してることしかやってません。


例えば、卒論。
僕は最初のゼミで先生と少しいさかいがあって、それから先生が嫌いになり、その流れで卒論からも目を背けていました。
けれど、さすがに卒業したいしそろそろ取り組まなければと思い、思い切って先生に話をしに行くと、先生はたくさん話を聞いてくれたし、有益なアドバイスをくれました。
「話してもわかってくれない」と僕が勝手に決め付け、イメージしてただけだったんです。
その問題が解決したため、僕は逃げてた卒論にも主体的に取り組めるようになりました。
就活も僕は一時止めていて違う道に進む予定だったんですが、家庭の事情で就職という道を選ぶことを決意し、再開することにしました。
けれど、僕は今自分でちゃんと納得して就活をしています。
新しいバイト探しをする上で、ここ半年間微妙な状態が続いていた前のバイト先もちゃんと辞めようと思ってます。
この10月は僕にとって、前に進むためにあらゆることにケジメをつけるための、すごく意味のある月になってます。



2、モットーや信念


やっぱり“納得感”ですね。
全部自分で選択していたいんです。
あとは、
「姿勢さえあれば何からでも学べる」
「やってもないことには評価しない。まずは自分がやってみる。」
「批判をしない」
「決めつけや思い込みをしない」
ということを大事にしてる。



3、自分の好きなところと嫌いなところ


好きなところは、ありがたいことに人に好かれるキャラであることです。
ドジで不器用でカミカミで、そんなところをみんなに愛してもらってます。
これは生まれ持ったものだと思うので、感謝したいです。

嫌いなところは、逃げグセがあるところです。
最近はやっと克服できるようになってきました。
この一面は、決して良い部分では無いと思いますが、こういう傾向があることでいつも自分に試練が与えられ、成長や変化につながってきた部分もあると思います。



4、自分を漢字一文字で表すなら?


「感」です。
僕は感性を大事にしています。
「何となく好き」「なぜだかわからないけどこっち」というような感覚を大切にしています。
よく、気分で「電車を一本遅らせよう」と思っていつもより遅い電車に乗った時に友人と偶然の再会!なんていう場面もあるんです。
そのときに「僕はこのためにあの時あの選択をしたんだ」と思えますね。
あとは、感じたことを大事にするので、たとえば企業の説明会に行ってノートを取る時も、企業の情報だけをメモするんじゃなく「眠い」「人事の人が説明に慣れてない」などそのとき感じたありのままの気持ちも一緒に記すようにしています。



5、人生のターニングポイントを教えてください。

(1)中1のとき、三重から愛媛へ転校したこと
誰も知り合いがいない土地に行き、友達を作ろうとしているうちに自分のキャラが開花しました。
おとなしい友達とつるむことが多かったのですが、ハッチャケるタイプの友達とつるんで今まで知らなかった楽しさを感じました。
このとき得た自分らしさは、今の僕の性格やアイデンティティーに通じています。


(2)大学1年のときの鬱の経験、そしてかけがえのない存在
何度か迷ってようやくある部活に入ったのですが、「何か違う」と感じ辞めたいと思うようになりました。
けれど、入部するまでもいろいろと迷惑も掛けたので、なかなか言い出せなくて悩んで夜寝られなくなりました。
近所のコンビニで同じ部活の子を見かけたら、トイレに隠れたりもしてたくらいに人に会うのが嫌でした。
そのときの僕を救ってくれたのは、関西に出てきていた高校時代の友達でした。
ただ話を聴いてもらっただけですが、それだけで気持ちが楽になりました。
おかげで、部活を辞めてケジメをつけることもでき、一生付き合っていきたいと思える大切な存在にも気付かされました。
僕は彼女に対して親の次に感謝しているし、彼女のおかげで今の僕が在ると思っています。


(3)大学3年の秋に就活を始めたこと
和歌山に住んでいる僕にとって、就活を始めて他大学の友達に出逢う機会ができたのはすごく良い経験でした。
毎回、和歌山から大阪に出る電車に乗るのが楽しみでしょうがなかったです。
「せっかく大阪に出たんやから行ってみよう」という動機で色んなイベントにも参加し、そこでもたくさんの出逢いに恵まれました。
「こういう生き方が在るんだ!」「こう考えてもいいんだ!」「こんな人いるんだ!」とどんどん考え方が広がっていきました。


(4)宇野ひろみさんとの出逢い
僕は以前コンサルタントになりたかったんですが、通常のコンサルに「顧客に上からモノを言ってるイメージ」を持っていました。
「コンサルタントとは、たいして何も言わずとも『この人としゃべってたら何か解決策が見えてきた』というように黒子的存在であるべきだ」という僕の考え方を話したところ、宇野さんはたいへん共感してくれました。
そこからNLPを学ぶようになりました。
NLPを通して学んだことの中で特に印象に残っていることは「出来事はただあるだけで、それを解釈してるのは自分」だということです。
この考え方は、僕の人生に衝撃を与えてくれました。


(5)「超」∞大学との出逢い
もっと言えば、代表の清原明音との出逢いかもしれません。
6月の「超」就活セミナーで、彼女と誕生日が同じことが発覚し、「こういう偶然は大切にしたいし、きっと何かある。よし、∞に入ったろ!」というノリで入りました。
だから明音と同じ誕生日じゃなかったら、僕は∞に関わってなかったと思います。
∞は、「団体行動が嫌い」「同じ人と長時間いるのが嫌」というような僕の概念を変えてくれました。
∞のメンバーとなら毎日一緒でもいいし、少しの移動時間も楽しいし、嫌いな記念撮影さえも楽しいんです。
それは、本音が言えて、何でも話せて、完全に素でいれる場所だからだと思います。
僕のもう一つの家族です。
本当の意味で、「何をやるか」より「誰とやるか」だなということを、∞のみんなに出逢って知りました。



6、落ち込んだときの対処法

落ち込むときはとことん落ち込みます。
落ち込んでるときにはもう一人の自分が顔を出して、そいつは落ち込んでる自分さえも楽しんで眺めてるんですよね(笑)。

具体的な行動で言うと、歩いたりチャリに乗ったりととにかく運動します。
1時間ほど体を動かしていると、たいてい解決案がひらめきます。
それでも何も浮かばなくて八方ふさがりのときは、「これはきっとターニングポイントだ。考えなきゃいけないときがきたんだ。」と思い、人に相談します。



7、好きな本


喜多川泰さんの本です。
読んだことがあるのは「手紙屋」「『また、必ず会おう』と誰もが言った。」「君と会えたから・・・」の3冊だけなんですが、どの本も小説+自己啓発本のようなスタイルで読みやすく、人生について考えさせてくれる本だし、喜多川さんの本を読んで本好きになりました。
どこがいいと言うか、とにかく読んで欲しいです。
読んだらきっと良さがわかるし、何か感じることがあるはずです。
面白くなかったら、僕が買い取るのでぜひ読んでみてください(笑)。



8、明日死ぬとしたら何をする?


やっぱり人に会いたいですね。
けれど多くの人に会いたいとは思いません。
そのとき本当に会いたい人数人だけに会います。
そして普通の話をして、いつも通り過ごしたい。
あとでその人が僕が死んだことを知ったときに、「えっ?あれが最後だったの?さっきまで会ってたのに。元気だったのに。」と言うような別れが理想です。
「普通の日常もありがたい」んだなと感じてもらえるきっかけになれば。
きっと何気ない一日が、その人にとっては忘れられない一日になると思います。



9、憧れの人


憧れの人はいません。
憧れというと「その人になりたい!」と思えるような存在のことを指すと思うんです。
僕にはそのような存在はいないですね。
自分の人生以外歩みたくないですから。

ただ、「この人のこの部分を真似したい」と言うような、尊敬できる人はたくさんいます。
特に尊敬する人は両親です。
どんなに過酷な状況でも家族を守るために働く父親、自分のことをいつも信じてくれる母親。
彼らの姿から、多くのことを学ばせてもらってます。



10、やりたいこと、成し遂げたいこと、夢、将来のビジョンなど


僕の一番の夢は「日本を変える」ことです。
日本を「みんなが自分を生きてる社会」に変えたいんです。
「自分を生きる」とは、自分のことをもっと知り、自分で考え、自分で選択していくことだと思います。
「自分を生きる」人が増えたら日本は絶対にもっと活き活きした国になります。


そのためには、まず僕が「自分を生きる」必要があります。
「日本を変える」と言っても、いきなり全体を変えることはできない。
だから僕は、まず自分の周りの人ひとりひとりとじっくり話して向き合っていきたいです。
一人が一人を変えることで、連鎖が起きていくと思うから。


あとは、やっぱり世界へ行きたいし、世界を見たいですね。
色んな国に行って、色んな人に出逢って、色んな考え方に触れたい。
そして、リアルな現状も見たい。


人生のビジョンとしては、僕は50歳頃からは夢を追う若者を「育てる」側になると思います。
若者がふと立ち合って色んな人と話ができるようなカフェを開いたり、僕の好きな本だけ集めた本屋を開いてお客さんの気持ちの状態に合った本を選んであげたり、手頃な値段で利用できるバッティングセンターを作って甲子園という夢を追う高校球児を応援したり、やりたいことは尽きません。


僕は自分のキャッチフレーズは創りたくありません。
それは「僕はこんな人間です。」と言うように決めたくないから。
「アイツ何してるのかよくわからないね」と言われるような人間でいたいんです。
多面性を持ってて、でもその裏に一貫性のある人間になることが理想です。




1mm happiness


【About you】♯004 塩田圭介
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■my note


ふわっとした雰囲気を持っていて、いつもメンバーの緩衝剤のようなはたらきをしてくれるしおっぺ。
それは、思わず女性陣からしおっぺソングが創られたほど(笑)。


さんすてМTのときも、みんなが思いつかなかったような意見を出してくれたり、みんなが忘れがちだった本当に大切なものを思い出すきっかけとなる言葉を発してくれた。
それは、しおっぺが冷静に本質を見極めてるからなのか。


持ち歩いてるノートには、10月から書き始めたという詩が並んでいる。
特にここ最近書かれた詩は、全部身近な人にまつわるもの。
「他の人があまり見ないその人の魅力に気付きたい」と言っていた。


いつも人に寄り添おうという姿勢がすごく感じられる、静かに、ときにはっちゃけて良い空気をつくってくれる人。

きっと、彼はこれからも人の温かみの中で生きて、人に温かみを与えていく人生を送るのだろう。