1mm happiness


【Basic data】


名前:徳満翔平(とくみつしょうへい)
生年月日:1989年8月3日 24歳
所属 株式会社ippome 取締役



【Questions】


1、現在の活動


株式会社ippome でシェアハウス事業に携わり、これから棟(仲間)を増やしていくための、物件探し&集客、内見対応をしたりしている。
拠点にしている鎌倉は古民家がすごく多いからね。
鎌倉を拠点にしている理由は、相方の嶺司と僕の地元が、湘南であること、少し都心から離れた場所がよかったこと、鎌倉には面白い会社もたくさん集まってきていることから。

シェアハウスの外の基盤づくりと並行して、シェアハウス内のコミュニティづくりもしている。
どうやったら住人たちがより良い空間を創っていけるかを考えて、その仕掛けづくりをしている感じかな。みんなが自分の居場所やみんなの場所を大切にできるようなシェアハウスづくりをしている。


株式会社ippomeは設立して1年2か月目で、相方の嶺司はWEB制作などの事業もやっている。

嶺司とは高校からの仲で出逢って9年になる、自分にとって一番信頼できる存在。


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2年前の富士バカ(http://fujibaka2011.nomaki.jp/ )を一緒に主催してからから一緒に仕事をしようとは言っていたけど、そのときは僕の就職が決まっていたし、やりたいことが明確になかったから違う道に進んだ。
けれど、今になって、考えていることや見たい世界が嶺司と同じだってことに気付いて、このタイミングでIppomeにジョインした。


8月までは去年4月に新卒で入社した企業で、ネットリサイクル事業の買取りバイヤーとして働いていた。
社長や会社の理念に惹かれ、マインド・考え方、ビジネススキルを学べると思い、入社した。

本気になれると思って入ったけれど本気になれない部分があった。
自分を表現できなくて苦しくなったりもした。
それと同時に、自分がやりたいことが明確になってきた。
ここで見切りを付けるのもどうかと思ったけれど、もっと力を注ぎたいことが、自分自身の心が一番分かっていたから、この決断をした。


自分たちが主体となって事業を興していくことに怖さは無い。
覚悟を決めてやるときって、たぶん怖さが無くなるんだと思う
「大丈夫、突き抜けられるから」って、自分を信じられている気持ちの方が強い。
自分の人生を、自分で全うしていきたいと思っている。


自分の中では、日常の全てが勉強であり仕事。
今こうしてインタビューを受けているときでも、何かを学べると思っているし、何からでも吸収できると思う。
今の仕事を始めてからは、オンオフの境界線が無くなったんだけど、それが嬉しい。
自由な分、自分で責任を負わなきゃいけないから、時間の遣い方や自己管理に関しては日々反省するところが、かなりある。



2、モットー


・「大切な人を大切にする」
尊敬するマサキさん がいつも言っている言葉。
マサキさんからはすごく影響を受けている。
「大切にする」っていうのは、「本気で向き合うこと」だと、僕は思っている。


8月からは運営しているシェアハウス1192に住んでいるんだけど、シェアハウスに住んでいると、すごく人と向き合う機会が多くなる。


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いやなこともいいことも共有できて、思っていることを伝えられてはじめて、向き合うって言うんだと思う。
相手に心を開いてもらうには、自分がオープンにするしかない。
ときにはダメなとこもさらけ出したりして。
★関連記事→「僕がひとと向き合い続けたい理由」


・「行動でメッセージを残せる人に」
・「人の素敵をもっとすてきに」

学生時代から、自分の周りには自分の心に素直に生きている人がたくさんいた。
そういう人が集まる場にいると、人の素敵な部分がたくさん感じることができた。
人が輝いているときって、自分が好きなことをやっているときだと思う。
一人ひとりがもっともっと、想っていることとか価値観を表現できる世界になったらいいなって思っている。
表現するのが難しい人がいたら、その人の素敵なところをもっと引き出していきたいし、自然と心が素直になれて自分らしくあれる場を創りたい。もっと、そんな人たちを近くでたくさん見ていたい。
だから、シェアハウスという事業を選ぶんだと思う。

・「彩創り」
個性は彩り。
ひとりひとりの、いろんな色の花をたくさん咲かせたい。
ただ住むだけのシェアハウスじゃなくて、その人が輝ける場所となるようなシェアハウスにしていきたいし、よりよいコミュニティを創りたい。



3、自分の性格


良くも悪くも素直。
自分の心とは常に向き合うし、そこに対して素直で嘘が付けないから、ときには自分の感情がストレートに出すぎて、思っていることをはっきり言いすぎて、人を傷付けてしまうこともある。



4、人生のターニングポイント


①まーぼーに出逢ったこと
岩本悠さんのイベントで出逢ったまーぼー。
今はワークショップのファシリテーターをしている彼と、大学1年の1月に出逢って、思うがままにやりたいことをやって、世界を創ってゆく彼のおかげで人生を変えられた。
彼を見て「すげー!」って思ってしまう自分が、当時悲しくて情けなくてカッコ悪くて、動き出すことができるようになった。
彼に引っ張られて入ったのがママチャリキャラバン。
ママチャリキャラバンは全国47都道府県を自転車で回りながら、各地で対話の場づくりをしていくもの。
そこで、今の自分に繋がる人との向き合い方についてたくさん学ばされた。
メンバーとは本当にたくさんぶつかり合ったけれど、今も大切な仲間として繋がれているのは、あのとき本気で向き合えたからだと思う。


②前職の職場に出逢ったこと
大学4年の4月に就職先が決まっていたけれど、実はそこを辞退して卒業間近の3月に前の会社に就職を決めた。
もともと決まっていた企業に行くべきか迷っていたときに、前職の社長にお会いできて、話すうちに人としての魅力に惹かれ、この人の下で学びたいと思ったから決めた。
ビジネススキルや考え方は、新卒一年目で就職する企業で身に付いてしまうことだから、自分が共感できるところ・たくさん学べるところに身を置きたかった。
前職の上司、同期のメンバーは、心から尊敬しているし、これからもどんなことがあろうと、繋がっていたいと思える人たち。
★関連記事(前職の職場での経験)→「『1円を稼ぐことの大切さ』が、僕の再スタート」


③マサキさんと出逢ったこと
大学2年の4月に参加したイベント「『超就活』セミナー」で出逢ったマサキさん。
行動を通していろいろなメッセージを問い掛けてくれて、ステキな人だなと思った。
自分が感じていた違和感が明確にできたのも、マサキさんのように心のまま生きている人に出逢えたから。
このとき、嶺司を誘ってイベントに行ったんだけど、これを機に嶺司とガッツリ話すようになった。
大学時代は、大学に友達がいなかったから、外とのつながりの中で自分の居場所を見つけていた。



5、モチベーション


○上がるとき
・誰かのために動くとき
結果的には自分のためになるんだけどね。
でも、そこは、一番最初に見ない。独りよがりになるから。
自己満足で終わるんじゃなくて、「自分もwin、 相手もwinになることをする」っていう心構えは、社会人になってからより持つようになったし、これから大切にしていきたい。
前職の企業の、「winwinの関係が築ける商売を展開し、商売を心から楽しむ主体者集団で在り続ける」って理念にはとても共感するし、自分自身、この理念は、もの凄いいいエッセンスであり、一生持ち続けたい考え方になっている。


○下がるとき
最近、モチベーションが落ちたり、落ち込むことがなくなってきた(笑)
たぶん、壁を壁だと思ってないからだと思う。
自分の目標や目的の道の途中にあるものは、そんなに障害って思わないでしょ。
楽しいときって鈍感になっているから気付かない(笑)



6、好きなエンターテイメントなど


○本
「アルケミスト」
「流学日記」

○東京のおすすめプレイス
・浅草
・神楽坂
・御茶ノ水
・九段下

○旅
学生時代は好きだったし、今でも好き。
一番衝撃的だったのは、インド最北部のラダック地方。
標高が5000メートルくらいあるところで生活している人がいて、人間の原始を体験できる場所だった。

旅に出て、価値観のキャパシティが広がった。
海外に一歩足を踏み入れるだけで、簡単に価値観を変えられたりする。
それが旅の魅力だと思う。



7、尊敬する人


・両親
「大切な人を大切にする」ってこういうことなんだと、自分を育ててくれた中で体現してくれた。
いつも自由にさせてくれて、自分を信じてくれた。
今回も、「自分の人生なんだから自分で決めなさい」と応援してくれている。

・小林社長
前職の社長。
考え方や社員に対しての向き合い方…尊敬できる点ばかりで、自分も社長のような経営者になりたいと思った。
退職の際には、ネクタイをプレゼントしてもらった。
1年4か月しかいなかった新卒に、ここまでやる社長っているのだろうかって思った。
小林社長の創った会社で働けて、本当に感謝しているし、幸せだった。



8、未来について


○ippomeについて
独自性に溢れていて、ここにしかないものを創りだせる、「面白い!」と思われる会社にしたい。一人ひとりが輝いて仕事と人生を全うできる場創りをしたい。

仕事って、自他満足だと思う。
自分も他人も満足させるっていう、両方を考えないと回っていかない。
だから、相手が何を問題としていて、何を必要としているのかを汲み取った上で
自分に何ができるのかを考えて、自分が満足感を感じられることをしていきたい。


○人生でやりたいこと
・事業を大きくして親孝行をする

正直、やりたいことなんてなくていいと思っている。
その場その場のありたい自分の在りたい姿を貫けていれば何でもやっちゃえばいいと思う。
僕の判断軸は、そこにしかない。
自分が大切にしたい軸に添っていれば、どんなことも楽しくなるし、後悔はしないと思っている。


○理想の自分像
「大切な人を大切にする」
そんな人であるために、常に自分の心に素直でありたい。
まずは自分を大切にしないと、周りの人を大切にすることはできないから。

「大好きな仕事と大好きな人で溢れる世界づくりをしたい。」
人が好きだからこそ、出逢った人に、少しでもなにかしらのいい影響を与えられればな、って思う。
それはお金じゃ買えない喜びなんだよね。


素直で、心から溢れた言葉や行動は、必ず人に届くし、伝わる
僕は、ずっとそう信じているし、これからもそうやって生きていきたい。



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【My note】

翔平さんとはだいぶ前に一度イベントでちらっとお会いしたことがあるだけだった。
だけど、ブログやTwitterの投稿を読ませてもらう中で、「すごく言葉を大事にしているし、言葉に力がある人だなあ」と感じ、私が東京に来たタイミングでインタビューをさせてもらった。


のんびりした感じの人なのかなと想像していたのだが、実際は熱くて真っ直ぐで何より素直な人で、本音で人と対話ができる人ってこういう人なんだろうなあと感じた。
また、優しさに満ちた人でもあり、インタビュー終了後、一時間くらい私に対して色んな質問をしてくださった中から、「相手のことを知ろうとする姿勢」「相手の答えの奥にある心を見よう」という姿勢がすごく伝わった。
メール一本に対してもものすごくマメで心遣いがすごく伝わってくる、どんなに小さなことにおいても礼儀を絶対に忘れない姿勢を目の当たりにして、だから周りに信頼され、必要とされ、輝いているんだろうなあと感じた。

翔平さんの航海はまだ始まったばかり。
目的地は決まってる。仲間もいる。空は快晴だ。
ここからまた、彼の人生はもっともっとドラマチックになるだろう。