睡眠時間が足りてない、寝る時間が不規則であったりするのは、よく早く寝ないから悪いんだよとか、睡眠の質が悪いから寝れる時はしっかり寝たり寝る時間をちゃんと確保したりしないとダメだよ!とか言われたりする方がいるかと思いますが、カウンセラーとしては全くの的外れな回答だと言えるでしょう。

それは心のバランスが崩れているからという事が大きな要因です。

色々な不安でなったりもしますが、特に多いのは大きな不安は勿論の事、少々の不安でも解決出来なくて長く続いている人間関係の不安などが多いですね。

逆を言えば人間関係の心の負担が軽減すれば自ずと意識せずとも安定した睡眠が得られると言えるでしょう。

睡眠が上手く取れない人にちゃんとしなさいと喝を入れてしまうのは余計に相手に圧力をかけてしまい自分を責めてしまっている人にトドメを刺しにいくようなものなので止めた方がいいですね。

分かりきったアドバイスというのは相手を全面否定しているという事、アドバイスしてる側は相手の事想った上で言ってると言うでしょうが、受け取り側としては自分を否定されてるとしか受け取れないもので気持ちが余計に落ちて頑張ろうという意識を失うものなのです。

親が子供に勉強しなさい!というようなものですね。やろうと思っていたのに言われたからやる気が失せるというやつ。

アドバイスというのは自分が歩いてきた成功の道筋を相手に押し付けてしまう事でもあるのです。自分には合わないやり方を押し付けられ自分らしさ潰され余計に悪い方向になる事も多いです。

また脱線しましたが、不登校、引きこもりの人が昼夜逆転生活になるのは心の不調の現れです。

睡眠そのものをなんとかするのではなく今現在不安に思っている事を軽減させていく事が最善の近道だと言えるでしょう。