Uインターコールで安生が送り出された後、会場に流されたアナウンス。
本日安生洋二著書200%の真実ご購入の方に、安生洋二本人による手形をプレゼントします。
3本勝負で3本取られる! なんて異例の引退試合をやった後に引退セレモニーもこなし、この上ファンサービスまで? なんと律儀な男だ。
ちょと気になってはいたが、後で本屋で買えばいいや! なんて思ってたけど、これは買って帰るしかなかろうな?
なんて軽い気持ちで物販スペースをのぞくと、目の前にはものすごい行列が・・・
( ̄□||||!!
ちょっと心が折れそうになるも、なんとか持ちこたえ列の最後尾に。1時間近く待っただろうか?
段々と見えてくる安生は、和気藹々とファンと会話しながら手形を押していく。
久しぶりの試合で疲れてるだろうに、人柄が現れるな~と感心しながら、順番が近づいた所で本を購入。
本日のみ特別価格の1,500円。ヤベッ1万円札しかね~しと焦っていると、物販のオッサンが釣り銭用意するのに手間取り、受けとってる間に自分の本に手形を押されて終了。
えらい待たされたのに、声も掛けられずに終わってしもうた・・・
(;∀; )
でも疲れてるだろうから、これ以上時間を取らす訳にもいくまい。心の中でお疲れ様と声を掛け会場の外に出た。
本当は試合後ちょっと呑んで帰ろうかと思っていたが、時計を見ると既に11時を回り11時半ぐらいだったか?
ヤバい、きっと奥さんカンカンだ!
( ̄□||||!!
考えれば試合終了後、引退セレモニーやってサイン会? 手形押しのファンサービスまでやってるんだから、こんな時間になっちゃうよな?
それにしても、こんな時間までファンサービスとは、安生も大変だな。
やっぱり普通に本屋で買えば良かった? とも思ったが、どうやら普通の書店には並ばなそうな本なので、買っといて良かった。
発 行 有限会社市屋苑
って、この本焼き鳥屋以外でも買えるのか?
本の内容はタイトルの通り1億円トーナメントの前田日明に200%勝てる!ってコメントは、宮戸優光に一生のお願い! 会社の為だから! って、押しきられて言わされてただけでまったく本意ではなかった。
おまけに宮戸さんは、人にあんな事言わせといて、あのオッサンならマジで殴り込んで来るかも知れないって、びびって必死に道場にカギ掛けはじめ。
挙げ句に前田の安生と道で会ったらタダでは済まさん。家族の前で制裁を加える!って発言に、いいこと言ってくれた! これはもう脅迫だよ! 脅迫されたって訴えようって言い出す始末。
自分から仕掛けといて、プロレスラーが脅迫されたって訴えるか?
当然、脅迫されてるのは宮戸じゃないから、安生が前田を訴える形になる訳で・・・
( ;∀;)
これは実際に訴えて、前田が謝罪会見を開き、決定的な確執が生まれた。
という話を皮切りに、後は自伝的な感じで旧UWFからのレスラー人生を振り返っているが、特にU系の倒産、分裂の様子はよく聞く話で、この辺の昔話は色んな人が自分に都合よく解釈して語るので、どれが真相とも言えないが、安生目線で語られるUWFの歴史は面白かった。
それにしてもこの人は、旧UWF に始まり、新日業務提携、新生UWF、Uインター、キングダム、UFCジャパン、K-1、WJ、全日、ハッスルと様々な団体を渡り歩いた、流浪のレスラー人生だったけど、色んな話題を振り撒いてくれて本当に楽しましてくれた。
殆どが一生のお願い! に振り回されてらしいが・・・
そして巻末の広告。
市屋苑 [Anjo店] 年内、都内にオープン!
なんで今更引退試合? って思ったけど、自分の城を持つ事が決まって、きっちりケジメ付けたかったんだろうな。
こんなファン思いの男が開く店は、200%繁盛するだろう!
でも、この鈴木健ってのもたいした男だな。
Uインターの頃は、何だかやな感じの奴だと思ってたけど、詳しい経歴は知らないが確か高田延彦のファンクラブやってたオッサンがプロレス団体の取締役に駆り出され苦労した挙げ句倒産? 解散? 何にしても少なからずの借金を抱えただろうに。
そこから巻き返して、今じゃ~焼き鳥屋経営して安生に店まで持たせるまでになり、引退興行まで打ってあげるなんて、中々見上げた男だ。
飲食界の最強タッグ! これからは焼き鳥屋のオヤジとして、ガッツリ儲けて欲しいな。
お疲れ様でした!