緑の狸が仰るとおり、この夏は確かにいつもと違う『特別な夏』だった。
長い梅雨が明けたと思ったら物凄い猛暑で、オマケに直ぐにお盆がやって来るという慌ただしさのなか、政府がGoToTravelキャンペーンとか言ってる横で、地方の知事は遠出を控えるよう呼び掛けるという、見事なまでの足並みの揃わなさが、日本経済の崩壊を臨場感たっぷりに実感させてくれる。
幸い埼玉県民である私は東京都民と違い、GoToTravelキャンペーンの対象にはなっているのだが、こんなご時世に里帰りしようとか、家族で旅行しようなんて気分には到底なれはしない。
そんな状況なので、例年ならば私と休みを揃えて連休にしていた嫁さんも普通にパートに出掛け、1人取り残されたオッサンは、先日ようやく自動車教習所を卒業した娘に朝っぱらから叩き起こされ、鴻巣免許センターまで送迎させられるのだが、この辺鄙な場所に位置する免許センターのさらに奥深く、レストランけやきという地味な食堂が有るのをご存知だろうか?
ここのパンチ(もつ煮込み)定食なるメニューが、埼玉県民の心を捉え続ける絶品だと評判らしいのだ!
残念ながら早朝のためパンチ定食にはありつけなかったが、皆さん機会があれば是非召し上がってみて欲しい。
そんな娘のアッシーと化したお父さんは無事娘を送り届けた後、ずっとヤロウヤロウと思いつつ先送りにしていた庭木の手入れや草むしりに精を出すのだが、炎天下での屋外作業に汗だくになり、段々と意識が薄れ行くなか、ある思いがに頭によぎる…