第6試合
○蝶野正洋
(1分7秒 ヤクザキック→片エビ固め)
×中牧昭二
1997年1月4日(土曜日)
東京都:文京区 東京ドーム
観衆:62,500人(主催者発表)
新日本プロレス
'97 WRESTLING WORLD in 闘強導夢
▼30分1本勝負
第1試合
○平田淳嗣 中西学 西村修 小島聡(11分21秒 ラリアット→片エビ固め)山崎一夫 木戸修 飯塚高史 ×永田裕志
▼”GOLD RUSH”RETURN=30分1本勝負
第2試合
○スーパー・ライガー(11分11秒 タイガースープレックスホールド)×金本浩二
▼導夢再巡礼=30分1本勝負
第3試合
○新崎人生(9分17秒 念仏パワーボム→エビ固め)×小原道由
▼新日本プロレスvs大日本プロレス=30分1本勝負
第4試合
○大谷晋二郎(8分30秒 スワンダイブ式ニールキック→片エビ固め)×田尻義博
第5試合
○ケンドー・ナガサキ(9分23秒 イスの上へパイルドライバー→体固め)×後藤達俊
第6試合
○蝶野正洋(1分7秒 ヤクザキック→片エビ固め)×中牧昭二
第7試合
○マサ斎藤(4分25秒 足首固め)×グレート小鹿
▼INOKI FINAL COUNT DOWN 6th=時間無制限1本勝負
第8試合
○アントニオ猪木(4分13秒 グラウンドコブラツイスト)×ウィリー・ウィリアムス
▼ジュニア8冠選手権試合=60分1本勝負
第9試合
○獣神サンダーライガー<挑戦者>(18分21秒 スタイナースクリュードライバー→片エビ固め)×ウルティモ・ドラゴン<王者>
▼IWGPタッグ選手権試合=60分1本勝負
第10試合
○藤波辰爾 木村健吾<挑戦者組>(16分10秒 ドラゴンスリーパー)×蝶野正洋 天山広吉<王者組>
▼BATTLE OF DOUBLE DEALER=60分1本勝負
第11試合
○パワー・ウォリアー(16分9秒 ノーザンライトボム→体固め)×グレート・ムタ
▼IWGPヘビー級選手権試合=60分1本勝負
メインイベント
○橋本真也<王者>(18分4秒 垂直落下式DDT→片エビ固め)×長州力<挑戦者>
※試合後、蝶野正洋の去ったリング上で、中牧昭二は有刺鉄線ボード上で受け身を繰り返した。
中牧昭二「今日は有刺鉄線を新日本のリングに持ち込むのが目的だった。山本小鉄が意地張って使わせないようにしたけどな。今日はワンツーも何もない。そんなのを俺は求めてない。いつもやってることを見せてやろうと思っただけ。1月2日後楽園に来た人はわかると思うけど、今日は100分の1だ。蝶野の技なんか効かない。ケンドー・ナガサキの10分の1だ。終わった後に変なの出てきてセントーンやりやがって。今日は有刺鉄線を新日本のリングに上げたのが収穫。俺たちは何もやってない。あいつが中に入れたんだから。」
'97年の1.4東京ドーム・新日本プロレスvs.大日本プロレスは、新日本プロレス史上最高のヒット作と言われた'95年10.9東京ドーム・激突!! 新日本プロレスvs.UWFインターナショナル全面戦争と比べると明らかにスケール感では劣り、試合順はメインですらなく、全12試合中の4〜7試合目に組まれ、その後に猪木の異種格闘技戦、ライガーvs.ウルティモのJr.8冠、ムタvs.パワーウォリアーの異次元対決に長州vs.橋本のコラコラ問答など豪華カードが並びながら、終わってみれば秒殺で蝶野に料理されてしまった中牧昭二がヒロ・蝶野にいたぶられた後、一人リングに残り有刺鉄線ボードに受身を取る姿だけがやたらと印象に残っているという不思議大会だった。
この時代、高田延彦のUWFインターや天龍源一郎を擁するWARが新日本プロレスと対抗戦を行った末団体が消滅して行ったのに対して、この大日本プロレスが現在も団体として生き残っているのだからプロレスというのは本当に分からないものだと感心してしまう。
2022年5月3日(火・祝)
開場→12:00 試合開始→12:20
東京都:巣鴨・闘道館
観衆:7人
超格闘技プロレスjujo
正義の味方参上!!
少し時間を巻き戻して、5月3日(火・祝)に大日本プロレスと同日開催で行われた超格闘技プロレスjujoの大会に話を戻すが、この日は超満員札止め(12人)を記録した前回大会と比べると半数程が空席で、観衆7人という厳しい状況だった。
その7人の内訳は冒頭に私とLINEのやり取りをしているR.M.君に加え、絶対に大日本プロレスを観戦しに行ったと思われていたインディーズオタクの大御所4名にプラスして、前回の外国人同様どこから迷い込んだのか? 謎の一見客が1名と、集客的にはかなり落ち込んでしまったものの、前回の騒動を考えれば、良く7人も入ったものだと逆に感心してしまう。
※酔っぱらって興行を打つジャックに常連客と宝山力が激怒し、宝山はjujoを離脱し引退を表明。AV男優に転身か? と騒がれている。
唯一気掛かりだったのが、あの何にも知らない一見のお客さんにまで水上プロレスのDVDを売り付けたのか? ってことだったんだけど、どうやらあのオッサン…
単なる、うぶな素人では無かったらしい
これで総ての話が繋がった!
やっぱりjujoなんかに素人のお客さんが迷い込んで来る筈が無いと思ったが、あの一見さん、実は大日本プロレスのリングドクターをやっている有名人らしく、完全な業界人だったようだ。
唐突ですが、細井ジャックダニエル光世率いる超格闘技プロレスjujoは、グレート小鹿の大日本プロレスと全面戦争に突入します👊
※恐らく次回興行のカードは、jujovs.大日本プロレス
それから…
ここからはあくまでも私の推測になってしまうのだが、前回大会の紛れ込んたあの外人も当然素人では無いだろう。
おそらく、あの日の宝山はトライアウトを受けていたのだが、余りのグダグダ振りにスカウトマンは途中で席を立ち、大切なトライアウトを台無しにされた宝山は、試合後ジャックと大喧嘩!
トライアウトに失敗したと思い込んだ宝山は、一旦ジャックと仲直りしてjujoへの継続参戦を決めたものの、その後思わぬ合格通知を受け取り、もう日本には居られないと、jujoとの決別を決断したのだ!
こう考えると総ての辻褄が合う!
ま〜かなりドロドロした展開になってしまったが、それぞれ別の道を歩み出したjujoファミリーを私は応援し続けて行きたいと思う!