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相撲が終わったのでたまには映画の話でもと週末これを見て来ましが、木曜日公開で土曜日の昼間の回だったんだけど客席は3割くらいしか埋まって無かった。


 北野映画で話題にはなっていたけど、時代劇じゃ客入らないのかな?


 本能寺の変を巡る物語で粗を探せばツッコミどころもあるんだろうけど、エンタメとして単純に面白かったね。







ストーリー

天下統一を掲げる織田信長は、毛利軍、武田軍、上杉軍、京都の寺社勢力と激しい戦いを繰り広げていたが、その最中、信長の家臣・荒木村重が反乱を起こし姿を消す。信長は羽柴秀吉、明智光秀ら家臣を一堂に集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じる。秀吉の弟・秀長、軍司・黒田官兵衛の策で捕らえられた村重は光秀に引き渡されるが、光秀はなぜか村重を殺さず匿う。村重の行方が分からず苛立つ信長は、思いもよらない方向へ疑いの目を向け始める。だが、それはすべて仕組まれた罠だった。

果たして黒幕は誰なのか?
権力争いの行方は?
史実を根底から覆す波乱の展開が、
“本能寺の変”に向かって動き出す―
























 キャストも豪華でしょ? 




 加瀬亮を信長にしちゃうとビートたけしの秀吉とか周りの登場人物との年齢設定が無茶苦茶になっちゃうけど、兎に角頭のイカれた天下人を加瀬にやらせたかったらしく、バッチリはまり役でした。


時代劇版・アウトレイジって感じで、民百姓なんて虫けらくらいにしか思っていない、登場人物は全員悪人です。


 





 話は荒木村重の乱から本能寺の変へ続いていくんだけど、北野映画お得意の男色ってのが思いっきり主題になっていて、村重と光秀はそっちの意味で信長に特別可愛がられていたようで、結局村重と光秀も出来ちゃっていて三角関係の縺れから本能寺の変へと繋がって行くという面白い説やね!

 遠藤憲一は虐げられる役柄が似合ってるし、西島秀俊はドラマなんかでそっち系の役もやってるし、正にはまり役って感じでBL映画としても腐女子の人にウケるんじやないかな?



 そんなに武士の嗜みを俺は百姓だからよく分からねぇよ! って冷やかに眺めながら裏で色々画策する秀吉役はヤクザ映画の凶暴なたけしじゃなくバラエティーのノリを全開に出しちゃってるから、このノリが嫌いな人はダメだろうな?


※大真面目にやってる実力派俳優の中に一人だけコントをやってる奴が混ざってる感じ…滝汗





 凄い役者さんを揃えてるんだけど、一番気になったのは羽柴秀長役の大森南朋。


 この人大河ドラマの酒井忠次役の時も思ったんだけど、本当に良い役者さんだな〜って感心しちゃう! 真顔

 




 なんにせよ、本能寺の変って超有名なんだけど謎が多くて、色んな解釈があって面白い題材だと思うし、結構楽しめましたよ!