世に多くの「隠れ家カフェ」がありますが、ここほど隠れているカフェはないでしょう。それは「cafe haven’t we met opas」。ちなみにここはもともと”別館”で、家の近所に本館にあたる「cafe haven’t we met」があったのですが、そちらはコロナ禍前に潰れてしまいました。そっちは普通に道路に面した隠れてもいないカフェだったのに、それが潰れて隠れ家カフェな別館だけが残ったという不思議な経緯があります。

 

まずどれだけ隠れているかって、カフェの外観はおろか入口さえ道(アーケード商店街)から一切見えないことです。手がかりは看板に示された順路だけ。

 

その順路に従って進むとこれ。他のお店の裏口を通っていく感じです。

 

それを抜けたらこれ。もう裏口を通ってビルを出てしまいました。その入口(?)のあったビルを出て、その後ろにある別のビルの上階にこの階段を上って行きます。

 

その上階にあるのがお店。もうやっとたどり着いた感が凄い。店内はいたって普通で、むしろ隠れ家カフェにしては広く席数も多いです。

 

なにぶんアーケード商店街に面した店舗ビルの後ろにある雑居ビルの中で日当たりは正直悪いのですが、各テーブルの上を照らすライトがあるので手元は明るいです。読書もできるくらい。今回はチーズケーキのセットをオーダーしました。

 

それにしても、店までの道のりだけでなく周囲の景色も凄いです。

 

 

 

 

 

 

 

もう仙台のアーケード商店街の裏の顔…というか真の顔といった感じです。このカオスで雑多で薄汚い景色は、作為を以て作ろうと思ってもできないでしょう。いつか廃墟・廃屋、またはスラムのジオラマを作る機会があったら参考にさせてもらおうと思います。