土曜日は波が高過ぎたけど日曜日は風も回り丁度良さそうな予報だったので気合を入れまだ暗い時間からヘッドライトを点けてポイントへ


暗くて波の高さは見えなかったけど波の砕ける音で


「昨日と同じ位に高いかも?」


と思い波打ち際から暫く下がった場所で明るくなるのを待つ



明るくなり辺りが見え始めると波は前日と同じ位だけど水位が低いので先端まで行ける



早速ルアーをキャストしたけど暫く反応がない



1時間位経過し諦め掛けた頃に



70ちょっと無い位



その後も暫くやったけど反応がないので場所移動




高い岩の上、ビッグウェーブが何回も訪れ、頭から何回も何回も波を被る

波を被り続け、濡れたウェットスーツが風に吹かれた状態が続きすこぶる寒い

時折ブルブル震えが来る



「もう少しやって反応が無ければ帰ろう」



そう思い始めた頃にルアーが引ったくられる

水面まで見えた魚体はデカいシーバス

波に乗せ一気に抜き上げを試みたけど


「重すぎる」


海から上げる事が出来ずに抜き上げは諦め

掛かりどころは良さそうだったので海まで近い場所まで散歩して行きリーダーを持ち抜き上げる



「ブチッ!」



海から出た瞬間スナップの結束部から切れて岩の上で暴れるシーバスを必死で手と足で押さえ付け御用

この太さで80後半になって来ると足場の高い場所では抜き上げるのは無理みたい





次は少し立ち位置を変えて
真鯛だと思ってファイトしていた黒鯛




時間はお昼近くになり、帰ろうとしたけど気になる場所があったので寄り道


ここも波はすこぶる被るけど良さそうなサラシが出ているのでそこをめがけキャストを繰り返す



暫くした頃


ルアーにゴツンとバイト


死ぬ程フッキングをかましファイトの開始



ゴンゴン突っ込むこの感じは


「絶対真鯛だ!」



岩の影に回ろうとする真鯛を必死に止めこちらに顔を向ける



足元まで寄せ70㌢位の真鯛に空気を吸わせる事が出来たので


「もらったな」


少し安堵して気を抜いた瞬間、グングンと潜り始めルアーがプンッと外れる




ショックを受けながらも再開すると今度は岩の影でルアーが止められる



「今度は捕る!」


エラ洗いして暴れるシーバスをゴリ巻きして足元で高波を待ち、波が上がったタイミングで一気にぶち抜く



お昼を過ぎても釣れるという事はまだ釣れるかも?


勝手な思い込みでブルブル震える身体も気にせずキャストを繰り返す



釣れなくてもバイトは多発し魚が沢山いるのが分かる


「海の中はドウナッテル?」


朝の5時にご飯を食べてから飲まず食わずのうちに12時を回り空腹と寒さで心は折れかける時があるけど


「反応があり続けるので帰るタイミングが分からない」



長くなって来たので後編に続きます。