たった4時間でTOEICテストリスニング完全攻略/フォレスト出版

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Amazonレビューは、読者の声に
登場して戴いた方も
書いてくださっていますが
私が
この書評は
誰なんだろう!?
会ってお礼が
いいたいな
というものが
あります。
以下は
本当に嬉しかったです❗️
TOEICリスニングで
点が上がらないのは
単に、ただしい方法で
リスニングの勉強を
していないだけなんです❗️





最近では英語学習の常識になりつつあると思うのですが、「発音できる音は聞き取れる」
逆に「発音できない音が聞き取れるわけない」との考え方に基づいた手法です。
とは言え、「発音できる音は聞き取れる」が絶対に正しいかと言うとそうでもありません。
例えばオージーイングリッシュ(オーストラリア人の英語)とアメリカ人の英語はかなりの違いがあります。
そのへんがTOEICの難しさであるとも言えます。
話を元に戻して、
「シャドーイング」とは英語を聞きながら、同じ内容を影のように発音する勉強法です。
影のように少し遅れてついていく感じなので「シャドーイング」との表現となっています。
「シャドーイング」を実際の英語学習として取り組んだ事がある方ならご存知だとは思いますが
ネイティブの話す普通のスピードの英語に対して「シャドーイング」を行う事はとても難しいです。
「シャドーイング」が難しい理由は多くありますが、私が思う困難な点は以下の4点であると思います。
・ある程度の割合の発音記号の音を正しく理解しておく必要がある。
・まず英語を聞き取るという行為自体ができない。
・英語の音の変化(音の脱落や連結ルール)の理解が必要、機能語なんかほとんど発音されないことが多い。
・音の変化を理解した上でのリスニングができても、英文を構成する単語、熟語が分からないとつらい
3点目がもっとも高い壁です。
1は発音記号をおぼえればそれで終わりです。といってもlとrを聞き分けるのはとても難しいですが・・・
2は中学レベルの英語の知識と、スピードに慣れればほぼクリアーできます。
4は地道に語彙力を付けるしかないです。逆に言うと誰でもコツコツやって行けばクリアーできる問題です。
本書の多くの内容は3点目にフォーカスした内容となっています。
また英語の音の変化だけでなく、英文内での強弱の考え方、先読みのやり方などが分かりやすい実例と共に
説明されており、「たった4時間」との枕詞が本のタイトルについているとは思えないほど内容が濃いです。
私もこれまで色々なTOEICのリスニング対策本を見てきましたが、ここまで論理的に、無理なく「シャドーイング」ができるように
なれる事にフォーカスした本は初めてです。
「柔術」を「柔道」に発展させた嘉納治五郎氏のような本であると思います。