お客様の前で
モグモグ。
ANAとJALでは
決して見ない光景でしょうが、
外資系航空会社では
けっこう見る光景です。(笑)。
私もイギリス人化して、
ギャレーのカーテンを
開けたまま、
何度もモグモグしたことが
あります。
いつも
生徒さんに
厳しく言っている
私が、若気のいたりを
告白したくはないのですが、
モグモグしながら、
ギャレーまで
わざわざ、
お越しのお客様に
ドリンクサービスしたことも。
イギリス人クルーは、
ビジネスクラス
(アッパークラス)
のお客様に、
チーズの並べられた
ワゴンを
押しているときに
ーこのチーズの味ってどうですかー
と聞かれて、
その場で
自分で食べ、
モグモグして
ーナイス!ー
と答えていた(笑)。
きっちりしている
日本人からすると、
アンビリーバボー
だと
思います。
私は
自分が外資系で
日常的な光景だったため、
全く不自然に
思わなかったのですが、
フィンエアーで
家族が
ーあの人
カップラーメンすすりながら
足を放り出して
新聞よんでるよー
とCAさんを
指差して、
丸い目をしていました。
日本で育った 家族にとっては
驚きだったようです。
(私も日本育ち ですが)。
気をつけていないと、
それぐらい
感覚がずれて
しまいます。
外資系CAに
なった卒業生さんと
会って話をすると、
CA受験のころに、
なんでもきちんと、
していたのが
幻想だったと
わかる、
という話や、
カートは蹴ってます(笑)とか、
あんなに、あざやシミのことを
気にしていて、
その時の自分に驚きます。
とか、
いまはグルーミングは
ラフです。とか。
面白いけど
CA受験的には
よろしくない(笑)
話で、
大盛り上がりすることも
多いです。
私も
そんな環境で
外資系CAとして
過ごしたので、
20年前、
某大手CAスクールで
JAL出身の
先輩講師に
ー今度、あなたに
国内航空会社の講座を
お任せしますけれども、
非常に気になることが
ありますから、
私が徹底的に
研修させていただきますー
と言われたことが
あります。
そして、
ーああ、JALの方って
やはり、
こんなに細いことも、
目について、
こだわりが
あるんだなー
と
認識しました。
その時は
その先輩講師を
ーちょっと
こうるさいー
と思いましたが、
今、生徒さんを
教える段になって
非常に役立っています。
同年齢の
JALやANAで
チーフクラス
訓練教官クラスの
友人も、
敬語とか
言葉遣いに
すっごく厳しい!!
私でも
ときどき
修正されます。
外資系CAだったら
こういうところに
気づかないけど、
日系CAは
こういうところを
すごく気にするのね
という差がわかることは、
CA受験の
生徒さんを
お教えするときには
有用すぎるくらいです。
ーこんな細かさで
気にするんだなー
って。
だから、
現在、
外資系航空会社CAで
ANAJALに
転職を考えている人は、
自分が思っている以上に、
細いところを
ガン見されている、