※ノンフィクション
太郎は公務員である。
太郎は、父親と母親の3人で暮らしていた
ある休日、太郎は父親とちょっとしたことから口論になり、父親を殴ってしまった
父親は、食器棚に頭をぶつけ、流血するほどの怪我を負ってしまう
そのことがきっかけで家族に亀裂が走ることになる
父親と母親は太郎を家に残して、遠くに引っ越してしまった
もちろん太郎に引っ越し先は言わなかった
太郎はひとりぼっちになった
その後、太郎は仕事を辞めた
それから他人とトラブルを起こし警察沙汰となる
弁護士が介入したものの
精神科に入院することになった
両親にも伝えたが、一度も太郎に会いに来なかった
親子関係も兄弟関係も姉妹関係も
大人になれば一種の人間関係となる
手遅れにならないよう行動を改めるべき
言われるうちは花だよ
感情的になれば目の前のことしか見えなくなるものだ
その時の感情で強い言葉を吐くと必ず失敗する
一度、吐いた言葉は元には戻らない
思いっきり感情をぶつけられたら肉親だって嫌になる
心理学的に相手に酷いことが言えるということは
その人に依存してるということだそう
親族トラブルは、これが背景にあると思考する
ほとんどの犯罪は
感情的な言動と自暴自棄から始まる
そして他人に向けたものは、いつか必ず自分に向かう
他人に向けた害と自分に向ける害は紙一重
酷い言葉を吐くのは自由
しかし、酷い言葉を吐けば吐くほど自分のメンタルを苦しめる
自責の念は、相手に向けたものよりも重く、失うものも多い
新しい犯罪から現代を読む「大村英昭」さんの書籍より引用
無差別衝動的な攻撃、自己攻撃としての自傷行為(自暴自棄)は、
犯罪はこの世を表している