※ノンフィクション
(事件が凄惨なため言葉を包んで書きます)
太郎は、トラック運転手の父親と専業主婦の母親の間に生まれた
太郎が5歳の時、両親は離婚して、母親に引き取られる
間も無くして母親は、ある男と再婚するも、すぐ離婚した
また、しばらくして違う男を連れてきて、再婚した
その後、その男との間に子供ができて、女の子が生まれる
子供が産まれて、太郎への態度が様変わりした
母親による虐待が始まったのだ
小学5年生の頃、行政から母親に養育能力がないと判断され、太郎は祖母の家に預けられたが
太郎は、祖母や母に暴力を振るうようになっていった
太郎は、県立高校に進学するものの、
他の生徒に暴力を振るい、入学からわずか2ヶ月で退学となる
高校を退学処分となった太郎は、その後さらに暴力的になっていき、
幾度もの傷害事件を繰り返し、何度も保護観察処分を受けていた
そんな中、花子と出会い交際に発展するが、付き合って2週間ほどでDVが始まる
花子は妊娠したため両親に結婚の相談をしたが、両親、親戚からものすごい反対されるも、結婚し出産
しかしDVは止まることなく、実家に避難した時に事件が起きた
太郎が18歳の時、
嫁と子供を連れ戻すために、妻の実家に侵入し、嫁の姉と姉の友人を殺害し、嫁に暴行を加えて連れ去った
【少年犯罪は加害者の生い立ち、家庭環境が事件に深く関係していると前回のブログでも話した⬇️】
周りから反対される結婚はするべきではない
家族から見る相手は、自分が見ている場所とは違うところを見ている
家族は相手を見破っていたのだろう
こういう結婚は、いつかツケが回ってくる
そして
DVや虐待は心の病からはじまる
DV癖は死ぬまで治らない
我慢すれば完治するわけではない
自分を大事にしない人に時間を使うな
自分の命を守れるのは自分しかいない
考えるより行動を起こせ
危害を加えるという行為は、そういう思考があるからだ
思考が変わらなければ、何も変わらない
家族や精神科医でさえ、本人を変えられないんだから、我慢して変わるはずがない
この事件に関して持論を言えば、家族みんなで遠くに引っ越すべきだった
後悔先に立たず事件が起きてからでは遅い
命に変わるものはない
『子供を殺してくださいと言う親たち』より
表面的な事象に囚われ、温もりや人間味に欠けた育て方をすれば問題行動として必ず跳ね返ってくる
子供の姿は、自分たちの姿こそが長年の積み重ねの結果であることを忘れている
子供の言動は、子供たちの心の叫びだ
親たちへの復讐だ
著者;押川剛、鈴木マサカズ
この事件は初の少年死刑囚となった。