みなさんお久しぶりです
遅ればせながら先日、第4回TAMAGO展の審査結果を発表しましたが、TAMAGO展は今年もあります。
さて今回の投稿では今年のTAMAGO展の情報をお知らせしたいと思います。
- 日時
平成28年8月28日(日) ‐ 平成28年8月29日(月)
- 場所
富山大学高岡キャンパス
〒933-8588 富山県高岡市二上町180番地 - 説明
現在、卒業設計以外の課題を評価してもらう場として、福岡のデザインレビューや、大阪の新人戦などがある。それらの企画では全国規模のため、ディスカッションが上位案でしか行われない。また、東京では近い距離に他大学があり、展覧会や講演会等のイベントが多いため、大学を超えた連携が盛んである。一方北信越などの地方大学では大学同士の距離が遠いため、関係が希薄である。このイベントで北信越地方の大学1,2,3年生を対象とした小規模の合同設計展を企画することで、地方都市の学生間のコミュニケーションを育むとともに、作品又は建築についてより深く、より詳細にディスカッションを行うことで、設計スキルの向上を諮っている。このイベントで培った技術や見識と交友関係を最大限活かし、今後の設計課題に臨んでもらうことで、北信越地方の大学全体における設計レベルの向上につながれば幸いである。
- 審査員
谷重 義行
1984-88 (株)設計事務所ゲンプラン東京事務所 1989-01 国立石川高等専門学校建築学科講師 1991-92 ケニア共和国ジョモ・ケニアッタ農工大学建築学科講師 2000- 谷重義行+建築像景研究室 主宰 2001- 金沢工業大学環境建築学部建築学科 非常勤講師 2003-12 金沢美術工芸大学環境デザイン学部 非常勤講師 2004- NPO石川県茅葺き文化研究会 設立 2016 谷重義行建築像景に改名 山﨑 健太郎
1976 千葉県生まれ 2002 工学院大学大学院建築専攻 修了 2002 株式会社入江三宅設計事務所 2008 山﨑健太郎デザインワークショップ設立 2011 上海事務所開設 2014 工学院大学 非常勤講師 島田 陽
1972 兵庫県生まれ 1995 京都市立芸術大学美術学部環境デザイン学科卒業 1997 同大学大学院修士課程修了 1997 タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所設立 2013 「山崎町の住居」でAsia Pacific Award Architecture Single Residence Highly Commended 2013 「六甲の住居」LIXILデザインコンテスト 2012 金賞、第29回吉岡賞受賞等 2016 「石切の住居」日本建築設計学会賞大賞 2016 「ハミルトンの住居」House of the Year Award@AIA Brisbane Regional Awards 2016 神戸大学/神戸芸術工科大学/広島工業大学 等非常勤講師 2016 京都造形芸術大学客員教授 - 課題内容
1年生課題
課題
広場に展開するコーヒースタンド
課題主旨
北陸新幹線の開通にともない再整備され富山駅とその南口交通広場は連日、地元住民と観光客で賑わっている。将来南北線乗り入れを想定して、高架下にはLRTの乗り場が設けられ、その軌道部は交通広場の特徴となっている。そこで、本計画では、軌道部の両側それぞれ15m幅のエリアに、既存の構築物との関係を考慮しながら建築的部位や家具を広場に拡張することで客席を確保するコーヒーショップ(閉店時には50㎡)を設けることで、通過するだけでなく、心地よく佇むことのできる交通広場となるよう計画する。
設計条件- 敷地範囲 配置図の建設可能範囲を参照(広場の図面の一部は現況と異なる点がある)
- 建築面積 50m2以内
- 壁面など可動とすることで、コーヒーショップ周辺に客席を設ける。周辺へ展開するテーブルや椅子は収納できるようにする(閉店時は50㎡に納まるようにする)。屋外の客席は20席程度とする。
- 内部の客席はカウンターのみとし5席程度とする。
提出図面・模型- 配置図 1/500
- 各階平面図 1/50
- 立面図(最低接道側二面と公園側)1/50
- 断面図(最低二面)1/50
- 模型 1/50
2年生課題
課題
デュアルハウス-重要伝統的建造物群保存地区での新しい住まい方-
課題主旨
重要伝統的建造物群保存地区に指定されている高岡市金屋町は、趣のある歴史的町家が立ち並ぶ美しい街である。しかし近年は後継者不足により、空家が多くなり、その街並みを保持していくことが難しくなっている。そこで、本計画では、歴史的町家が立ち並ぶ石畳どおりの町家部分の外観は保持したまま改修し、その後ろに新たな住居スペースを設け、伝統的な町家の空間と、住設備が充実した現代的な空間を行き来する新しいライフスタイルを提示することで、若い世代の空き家への移住を促進することを目的としてる。また、町家の1階にはギャラリーやカフェなどのパブリックスペースを併設し、地域住民や観光客との交流の場となるよう計画する。
設計条件
敷地条件- 住所 富山県高岡市金屋町3-10
- 敷地面積 152m2 敷地に高低差有り(敷地図参照)
- 建蔽率 70%
- 容積率 200%
- 保存部の1階部分はギャラリー兼地元住民と観光客との交流スペースとする。ギャラリーには楽市に参加した作家の作品などを展示する。
居住者の家族構成- 夫婦とその息子と娘の4人家族(時々、夫婦の両親が泊まりがけで訪れる)
住居の条件- 地上二階建て(地階は可とする)
- 道路側に駐車スペース1台以上(家族専用で屋根付きが好ましい)
- ギャラリーには独立した出入り口を設けること。
- 公園側と道路側どちらからもアプローチ出来るようにすること。
3年生課題
各大学の授業設計課題
提出図面・模型- 模型 1m×1m以内
- A1パネル1枚
応募参加費(お弁当代含) 1000円 懇親会費 2000円 応募期間 平成28年7月31日(日)
提出持ち込みの場合 8月28日(日)9時~11時 郵送の場合 8月26日(金)10時~12時 郵送先 富山大学高岡キャンパス
〒933-8588 富山県高岡市二上町180番地
「富山大学高岡キャンパス建築サークルACT」宛
※持ち込みの場合はご自身で行っていただきます。
郵送の場合は模型の展示方法、開封方法について明記した書類を添付し時間指定でお送りください。
第5回TAMAGO展に応募する方ははこちらのURLをアクセスしてください- タイムスケジュール
当日のタイムスケジュールはこの通り予定しています
28日(日)9:00~12:00 持ち込み作品による受付 12:00~ 受付開始 13:00~13:15 開会式 13:15~15:15 学生間ディスカッション 15:15~15:30 休憩 15:30~16:30 ゲスト審査員によるレクチャー 16:30~16:45 休憩 16:45~18:15 1次審査 (延長の場合、最長で19:00迄とする) 20:00~ 懇親会 22:00 解散
29日(月)9:30~ 挨拶 9:45~10:45 ゲスト審査員によるレクチャー 10:45~11:00 休憩 11:00~12:00 ゲスト審査員によるレクチャー 12:00~13:00 お昼休憩 13:00~16:30 2次審査 (適宜休憩を挟む) 16:30~16:45 休憩 16:45~ 総評 17:30~ 表彰式 - 審査形式
ゲスト審査員を3名お招きし、1次審査及び2次審査は学年別に作品を審査する。ただし、最優秀賞を決める際は学年を超えて審査する。
1次審査(公開審査)で各学年5名程度選出し、選ばれた約15名は2次審査に進みプレゼンテーションを行う。
前記15名から最優秀賞を1名、優秀賞2名、ゲスト賞3名、総合資格学院賞1名の計7賞を選出し、授与後、ご総評いただく。なお、選出方法については、各学年より特に優れた作品1点ずつ選出後、学年を超えた審査を行い、最優秀賞1名、優秀賞2名を決定する。ゲスト賞については各ゲスト審査員につきそれぞれ1名ずつ、総合資格学院賞については特別協賛である総合資格学院から1名を選出していただき決定する。副賞として、最優秀賞は図書券4万円分、優秀賞は図書券2万5千円分、ゲスト賞は各審査員の推薦図書を贈呈する。 - アクセス
万葉線
高岡駅から約40分:
高岡駅前「高岡駅」停留所にて万葉線高岡軌道線の下り・越ノ潟方面に乗車約20分
「米島口(よねじまぐち)」停留所下車 徒歩約20分
バス
高岡駅から約21分:
高岡駅古城公園口(北口)バスターミナル 5番のりばにて加越能バス「城光寺運動公園行き」または「二上団地行き」に乗車約20分
「富大高岡キャンパス」バス停下車 徒歩1分
JR新高岡駅から約31分:
JR新高岡駅南口バスターミナル 2番のりばにて加越能バス「城光寺運動公園行き」に乗車約30分
「富大高岡キャンパス」バス停下車 徒歩1分
宿泊について
宿泊施設はこちらで用意致しません。
各自周辺のホテルをご予約の上ご利用ください。
お問い合わせ
メールアドレス:act.ouc@gmail.com