今日は(も)成河さんメインで書かせてください。
そして、ミュージカル初心者目線をお許しください。
ロビー天井から見てるルキーニ成河さん。
ミュージカルって休憩長いのね。
このキャスト表に成河さんが載る、、、
成河さんは中学生の時にミュージカルすきのおじさんに連れられて帝国劇場「ミスサイゴン」を観たそうです。
そのあと、高校時代バンド➡文化祭演劇デビュー➡大学演劇➡ストレートプレイ系。
いずれは、ミュージカルの道に進むべき宿命だったのでしょうか。
「エリザベート」人気はミュージカル無知の私にもばんばん、伝わっていましたが。
主要キャスト、ルイジルキーニに成河さんが加わるとは。
オーストリアウィーン王室ハプスブルク家の皇后エリザベートを暗殺した実在のイタリア人。
エリザベートに詳しい先輩方、観劇友達は気を使ってくれて私にネタバレをしなかった。
まっさらな状態で入りました。
ルキーニ成河さんは、最初から最後までずっと狂言回し。
狂言まわしをやらせたら、日本に成河さんの右に出る者は居ない。
時として、町の人、ミルク売り、ドイツナチス、裁判官?
ファーストシーン、いきなり人海ベルトコンベアみたいに出てきました。
あやしい、インチキ臭い。
わたしの好きな成河キャラ全開。
そして、、、
城田優トートがある場所からすごい現れかたをしたのに茫然。
ひとつ間違えたら、コントです。
あの凛々しい存在感抜群な人形みたいに綺麗な城田優くんだからこそ、許せる演出。
「え!」
声が出そう。ミュージカルって、、、
なんでもありですごい。
今日のエリザベートは、成河さんいわく、エリザベート協会レジェンドの花總まりさん。
少女時代シシイから、中年までを演じます。
16才でオーストリアウィーン皇太子ヨーゼフに見初められ。
皇女になりますが、ヨーゼフがマザコンでひどい、嫁いじめにあい。
産まれた三人の子も、姑ゾフィに取り上げられてしまう。
ウィーン版、渡る世間は鬼ばかりかと。
最初はエリザベート、可哀想。
いじられて、自由を奪われて。と思っていたら。
その鬱憤を自分の美の為の贅沢で晴らします。
民衆が餓えに苦しむなか、牛乳ぶろ。
きらびやかなドレス、宝石、
それをルキーニ(実在というよりトート死神の手先)が、民衆にばらし、煽動し、エリザベートの立場を追い詰めていく、狂気、破壊力、ズルさを。
われらの天才成河さんは生き生きと出していきます。
成河さんスタッフさんより↑
成河さんの美声、歌のセンスはみんなご存知でしょうが。
代々、宝塚、高嶋兄で演じられてきた、ルキーニ。
普通なら、そんな大役、萎縮してしまいそうだけど。
わたしの贔屓めなのか、なんなのか。
インチキ暗殺者ルキーニ。
エリザベートのストーリーをまわしてました。
十二夜のフェステもそうだけど。
小柄な成河さんも、帝国劇場舞台を上手から下手、上下、神出鬼没に走り回る。
あるシーンでは、ナチス軍服を着て冷血にユダヤ人狩りをする。
アドルフに告ぐのカウフマンくんが甦ったのかと。
ひとつの演目の中であんなにいくつもの顔をみせるなんて。
そして、ミュージカルなんだけど、演劇的(芝居が勝っている)。
こんな、くせ者成河さんが大好き。
これは、、、
エリザベート出演が決まった時に。
先輩たちが。
「すごい!」「すごい!」
「ルキーニ役がどれだけすごいのか!」
と私より興奮していたはずだ。
四年間、成河さんを観てきて。
絶対にやってくれると信じていましたが。
想像を絶する演劇神童です。
成河さんをあまり知らないで、エリザベート観たひとは、かなりびっくりするはず。
お母様の血筋なのか、叔父様なのか。
始まったばかりですが。
きっと、毎回、全国のエリザベートファンを鷲掴みにするでしょう。
遠いところに行ってしまった。
カテコで城田優トートが
「ルキーニが成河くんで良かった」と言ってくれた時、死神衣装な城田くんが。
天使に見えました。
明るい城田くん、きっと成河さんとも仲良しになるはず。
そーだ、サッチー、なにげに隠れ城田優ファンだった。
外人ハーフ顔だし。若い頃のアダムに似てるし。
いままで舞台では縁がなかったけど。
城田優デビュー出来た。
あんなにパンチの効いた声だとは。
生きていない死神役だから。
あんなかっこいい人、人間界にまず、居ないし。
ぴったりだね。
ミュージカルなのに音楽的なことにほぼふれていませんが。
初心者サッチーの初日の容量をこえてしまったので。またのちほど。
観ているだけだけど、演じるくらい緊張して、感動して体力消耗した。